2024年度 座間市・ざま災害ボランティアネットワーク協働事業
市民防災研修事業がスタートしました
地球には「カレンダー」はない。「カレンダー」は人間の都合で作られたもの。
「災害」はあなたのすぐ隣にいることを忘れないこと。 私たちにできること。
①入れ物を強くする。うちに殺されない。
②中味を動かないようにする。
③避難所に行かないで済むようにする。これがすべて。(水災害は別基準)
2024(令和6年)年度の座間市と、ざま災害ボランティアネットワークとの協働事業が今年もスタートしました。
今年は、1月1日に能登半島地震が発災し大きな被害をもたらせ、今もなお多くの方々が故郷に戻れず避難生活を送られています。
私たちは正月元旦に「地震が起きた!」と言っていますが、カレンダーは人間の都合で作られたものです。いつ来てもおかしくない、環太平洋火山帯の上にある「日本」です。《追記:9/21 地震災害で立ち直りつつあった輪島市、能都町、珠洲市が大雨により水による災害で再度、甚大な被害に巻き込まれてしまいました》
我が国は、過去にも幾多の災害に見舞われてその中から不死鳥のように立ち上がり復興、復旧してきました。しかし、私たちを取り巻く環境は、過去の経験が通じなくなってきていることを忘れてはならないと思います。
今年は、このあたりに焦点を当てて取り組んでゆきます。ぜひ、積極的な受講をお待ちしています。
2024年度の活動は、おおむねこの流れで進行します。座間市のゴールは「座間市いっせい防災行動訓練(シェイクアウト プラス1)です。そこに向かって1年間、市民+職員が一体となって減災と発災対応について学ぶことができるように取り組んでゆきます。たくさんの市民の方々の受講をお願いします。
2024年度協働事業③-1 災害時避難行動要支援者並びに支援者向けセミナー
災害を自分のこととして考えよう
災害の時、避難行動に困難を要すると思われる方々を「災害時避難行動要支援者」と呼び行政や関係団体へ登録をする制度があります。
しかし、現実の災害の時に確実に支援活動が機能するのかは、時と場合により差があることは、ここ数年の災害の中で浮かびあがっています。(2024年1月能登半島地震等)
災害の時、思うように行動できない方、家族、支援者、団体の方々に向けて「災害を自分のこととして考えよう」をテーマにセミナーを開催します。災害はあなたのすぐ隣にいます。多数の参加をお待ちしています。
日 時:令和6年10月5日(土曜日)9:30-12:30(受付開始9:00)
会 場:座間市立市民健康センター 1階 多目的ホール(ハーモニーホール座間隣)
講 師:宇田川 規夫氏(横浜 らんがく舎主宰)他
定 員:40名 事前申し込み制 受講料:無料 携行品:筆記用具・飲用水
駐車場:市役所駐車場(健康センター前は駐車できません)
申し込み:下記チラシをダウンロードして QRコードまたはFAXで 座間市くらし安全部危機管理課
へお申し込みください。先着順。手話通訳、要約筆記が付きます。
㊟:このセミナーで学ぶ「知識」を「わざ」に変える体験型訓練が11月9日(土)に市役所前ふれあい広場で行われ
ます。災害は「知識」だけでは乗り越えられません。計画が決まりましたらお知らせします。
2024年度協働事業②
市民防災・減災セミナー(終了しました)
災害はあなたの隣にいます。
「頑張らない防災」+「おうち避難のススメ」をテーマに座間市防災啓発研修事業②を開催します。
日 時:令和6年8月24日(土曜日)
9:30-12:00 (受付開始9:00)
会 場:座間市消防本部 4階 多目的室
受講料:無料 定員:30名 事前申し込み制
駐車場:座間市総合防災倉庫(事前予約)
全国各地で「災害」が増えています。「災害」=地震、洪水、土砂災害、火山噴火などを思い浮かべると思います。
近年、注目されているのが気象変動に伴う災害の激甚化や多発化による被害です。座間市でもその危険性は潜在しています。また、感染症の危険度も内在しています。災害が来ると「複合災害」となります。
社会全体が変化する中で、「地震」による「建物倒壊」、「土砂崩落」、「大規模火災」などが起きた時に、私たちは、「何を」「どのようにしたら
よいのか」と心配になります。
とはいっても「防災」「ボウサイ」と日常から考え続けると疲れてしまいます。疲れるから続かないのだと思います。
このセミナーは、《頑張らない防災》がテーマです。近々来ると言われている大規模地震を中心に私たちが取り組むべき日常行動や、発災
してしまった時のことを参加者同士で考えるワークショップを行います。災害でない「日常」をどのように過ごすか、災害に襲われた中の
「非日常」のことをイメージしてその時の行動を考えます。
併せて、「おうち避難のススメ」という考え方を提案します。
避難行動は、災害の種類によって異なります。極端気象による「集中豪雨」「線状降水帯」による「水災害」の場合には、「避難指示が出たら、
「レベル4」までには必ず、高台へ避難しなければなりません。高齢者、障害をお持ちの方は、「レベル3」の時点で「避難」を開始します。
(避難所はあらかじめ準備されています)
しかし、地震災害の場合には、避難所を簡単に開設することはできません。これは、過去の災害を見ても皆さん方もご承知の通りです。
発災地の自治体そのものが被災者です。職員も被災しています。開設の判断は行政の責任で行われます。安易にお祭り気分の感覚で開設
はできません。「災害だ‼ それっ避難所へ行こう」という考え方から卒業しましょう。
「おうち避難のススメ」のその前提は、入れ物(住居)を頑丈に。中身(大型家電・家具・ガラス類)を固定することが前提です。1部屋でも結
構です。シェルターにしてください。72時間はそこで生活を継続できるように日ごろから生活の中に行動を滑り込ませておいてください。
それは、防災行動を「ルーチン化」することです。
無駄に買い込むのではなく、ごく自然に普段の物を「ちょっと多めに」備えること、寝るときには脱いだものをきちんとたたんで、すぐに着
替えができるようにする、懐中電灯ではなく「ヘッドライト」を家族に一つづつ備えるなど行動をシンプル化することです。
冷静に考えてください。避難所は過酷です。危険です。このことをしっかりと考えておいてください。
また、避難所は受け入れ対象要件が決められています。
災害時、一番安心するのは我が家です。先ずは我が家の安全を考えませんか?
このセミナーでは、参加者で災害をイメージして一緒に考えます。
ご近所を誘って参加してください。
2024年度協働事業 ①
避難所開設担当職員(初任)研修を行いました(終了しました)
令和6年度(2024年)座間市避難所開設担当職員が新たに選任され市長より辞令が発令されました。これを受けて、新たに担当職員になった方々へ入門編として「担当職員」としてどうやって任務を遂行するのかということを知っていただくことを目的としてまず何をしなければならないのかについて研修(ワークショップ)を行いました。
ほとんどの職員の方は、3.11の時には小中高生、一部大学生だった方ばかり、神奈川県に住んでいた方は震度5弱程度の揺れを体験したにすぎないわけです。座間市役所に就職して本当に初めて「避難所」というものに向き合う職員の方がほとんどのようです。
しかし、2024年1月1日に能登半島地震を目の当たりにして、現実のものとして受け入れられたのではないかと思います。
それは、座間市からも対口(たいこう)支援で、何人か派遣された。これはとても良いことだと思う。発災直後には入ることはできない。むしろ邪魔になる。しかし、少しでも落ち着いたらお手伝い感覚で入り何よりも被災地の「匂い」「風」を感じることが大切だと思います。今回の研修の内容は、初任者として避難所へ行かなければならない任務を課せられているのが、地方公共団体(都道府県市区町村)の仕事であること。「公務」という重みを知ってもらうことに思いを置いて話をしました。
それは、任ぜられた以上、そこには任務が課せられるわけでありその任務を全うするためには、発災後可能な限り早く稼働できる生活環境を整える必要性に焦点を当てて話をさせていただきました。詳しくは、後刻整理でき次第に「ブログ」で発信させていただきたいと思います。受講生の職員の方は次は「開設実技訓練」になります。いつ、何が起きても、座間市民の負託にこたえられるような担当者になってください。
減災+発災対応というものは、実生活の中に知識から得たものを具体化して行動に移すことなのです。忘れないでくださいね。
2024年1月15日から19日。今年も行いました。
座間市の冬の風物詩「ぼうさいカフェ」。
気づくと15回目ですね。この企画は15年前、内閣府が「阪神淡路大震災」を忘れないようにということで協賛企画の募集があり、当時の、安全防災課と一緒に参加したのです。
その後に、東日本大震災があり、被災地の「今」をこの企画展で皆様にお伝えしながら会場の隅っこで募金などをさせていただきました。その後、2016年熊本地震の時にも「クマモンバッジ」募金をさせていただきました。
今年は、1月1日16時頃に、心配していた「令和6年能登半島地震」でM7.6という大きな地震が起きて、津波被害も出ました。何よりも衝撃的なのは、私自身も歩いた経験のある「輪島の朝市」の建物が壊滅的な火災被害を受けました。
その後、余震も続いています。私のPCにはP2P方式の地震通報アプリが入っていますが、一時は、5分から10分おきにチャイムが鳴っていました。 このような状況下での「ぼうさいカフェ」でした。まさしく災害の最中の開催でした。
2年間コロナ感染予防対策で「ぼうさいカフェ」と名乗りながら「コーヒー」や「お茶」の提供ができませんでしたが、今年は、正真正銘の「ぼうさいカフェ」に戻ることが出来、座間市の協力を頂き隣接の海老名市から、1日だけでしたが「起震車搭乗体験」そして、座間市消防本部からは、本物の火炎に向かって消火器で火を消す体験ができました。
今年の、コンセプトは、「おうち避難」をテーマとして掲げました。
おいでいただきた市民の方からは、家が潰れたり、燃えたらどうするのか?というご質問もありました。
その時には、避難所に来るのは当然だと思いますが、そうならないように「おうち避難」を基本に災害への備えをしてくださいとお伝えしました。
毎日のように、寒さの中の被災地の映像が流れています。様々な要因が重なって今回の「被害」に至ったわけです。2000年に1度の地殻変動だった。岸壁が4メートルも隆起した映像がありました。
私たちがいま立っている「地」だって過去には海底だったかもしれません。長い地球の地殻運動の結果、いまの「地」がありそこに生きているわけです。この現実をしっかりと受け止めなければならないと思います。私たちの一生といわれている概ね人生80年から90年という時の流れは、地球が生まれて今日に至り、こうして変化してゆく「時の長さ」にくらべたら霧よりも儚い一瞬にしか過ぎないわけです。
私たちは、1995年の阪神淡路震災から29年、2011年3月の東日本大震災から13年しか経っていないのです。さらに言えば、100年前にはこの座間も関東大震災の被害を受けて、いまの行政区の中でも大きな被害が出て、その言い伝えは今も伝え続けられています。私たちは、謙虚に災害の被害に向かい合わなければならないと思います。
そこで、取り組んで来たのが「頑張らない防災」という考え方です。
防災という取り組みは、組織からアプローチする方法もあります。自治会や自主防災会という考え方です。しかし、現実の座間市の地域の在り方については、「民』の分野であり行政は介入しないとのスタンスです。果たしてそれがどうかということに触れることはしません。「公」がそのような方針で、私たちが市民協働提案方式で取り組んで来た「協働事業」という形を自らが放棄するならば「民」として「いのち」だけは守れる取り組みをしなければならないと思います。
市民の私たちがやるべきことは「死なない!」「怪我をしない」「火事を出さない」ことです。
それには、「減災基本行動」である、家屋の耐震診断とその結果に対する対応です。とにかく、安全なエリアを作ってください。セフティーゾーンという考え方です。室内にシェルターを作ることです。
その上で、家具類の固定と大型家電の正しい固定、家具の配置を考えることです。家屋内での孤立を避けなければなりません。ガラスを使った家具類のガラス飛散防止です。そして「向かう三軒両隣」の関係構築ですね。これを確実に実行したうえで「6つの備え」の行動を行ってください。
「6つの備え」とは、「出すこと」「飲むこと」「食べること」「電気の自助」「厚手のブルーシート」「ガラ袋+皮手袋」の備えです。
能登半島の地震では「トイレ問題」が大きく報道されています。これは、私たちは早くから指摘をして「トイレパック」というグッズを製作して座間市役所の売店で販売しています。水についても、その備蓄についても方法を伝えてきています。座間市は地下水道です。その水をいかにして備蓄するかについても各種の訓練や講座で説明させていただいています。
食べることについても、発災直後は備蓄食(アルファー化米)でも良いでしょう。しかし、災害でも普段と同じ食事がしたいのです。そのために「非常用炊出し袋」というものを製作して防災授業、防災訓練、などでPR活動をして同じく売店で販売しています。期間中売店から商品の追加注文がありました。
災害時の神奈川県内の電力についての復旧見込は、おおむね12日間程度かかるとされています。
12日間の電気を備蓄していますか? 最近は、屋根に太陽光パネルを付けて売電して生活をされている方もおられるようですが夜間電力として活用していない方もおられます。つまり、蓄電池の設置のないままに生活されています。電気自動車、ハイブリットカーの普及で少しは充電できる手段をお持ちの方もおられます。でも、多くの方は、懐中電池数個の備蓄、mobileバッテリーも心もとないようです。
この不安を和らげるために私たちは、活動の中に「マイ発電所Project」というチームを作って、自らの手でそれぞれの家の事情に合わせて最低限度の電気を太陽光を用いて蓄電する活用に取り組んでいます。DIYで楽しく災害時の苦労を克服することを目指しています。
これらの市民自ら大切な「いのち」と被災後の生活を乗り切るための展示を行いました。座間市危機管理課は、座間市とトイレットペーパーの供給協定を締結している業者さんの応援を頂き、災害備蓄用トイレットペーパーの配布も行いました。
もし、南海トラフ地震が起きたとすると、津波が太平洋沿岸を襲います。関東圏の紙類の供給源は、富士市を中心とした企業からです。しかし、最悪の場合にはこれらの工場が被災します。その時に、トイレットペーパーの入手が困難になります。まさしく備蓄の盲点です。今、多くの家庭でウオシュレットが使われています。電気が止まる、水道が止まるとなれば「お尻を紙で拭く」ことになりますが、どうですか?
ご家庭で使われているトイレットペーパーは何メートルかご存じでしょうか?調べてみてください。
ウオシュレットが使えないとなれば,紙の使用量は増えます。
災害用のトイレットペーパー 1ロール150mというものは貴重品です。
このように、災害とはイメージ力の問題なのです。ボランティア活動などで被災地に入って現実を見るとわかるのですが、そうそう簡単にはできません。だから私たちは伝えなければと思って活動を続けています。どうか、今回の能登半島の地震災害は「彼の地」の出来事ではなくいつでも、この地にも起きることだと思いを巡らせて、「減災基本行動」+「6つの備え」を普段の生活の中に滑り込ませてください。
肩ひじ張って「防災、防災」というだけでは何もなりません。太陽光パネルの蓄電装置を付けても普段の生活の中で使わなければ何もなりませんよね。災害だ! それ充電しよう…なんて笑い話です。
この蓄電装置の誕生秘話は、介護をされている方からの質問から誕生したのです。「うちのばあちゃん、痰の吸引器を使っているのだけど・・・」ということから開発したのです。
ぼうさいカフェは15回目になりました。継続して取り組み続けることなのです。多くの防災企画展があります。その多くは、瞬間芸に近いのです。話題作りにタレント防災屋さんなどを呼んで行われることもありますが、単なるイベントではダメだと思っています。
今、何よりも必要なことは、「生き残らなければ何も始まらない」という座間市の危機管理の取り組みの合言葉を再度皆さんで見つめ直してください。
我が国は、どういうわけか、ある時期になると「ぼうさい、防災」と声高に騒ぐのです。不思議でなりません。その結果、こうやって災害が起きると「まさか正月に地震が来るなんて思わなかった」と言います。良く考えてください。地球という星には「カレンダー」は無いのです。このことこそが「危機管理」の大原則だと言い続けてきました。今後、各種の研究機関が災害についての報告や、研究分析が行われ結果が示されると思いますがそれは其れと謙虚に受け止め今後の都市計画、発災対応施策に生かして欲しいと願います。
座間市だけでなく、各市町の地域の自治会、自主防災会も努力していても退会者が増えています。
自治会は高齢者、要配慮者にとっては命綱のはずです。役員をやるのが嫌だというだけで、地域の方々との関係を断つことはとても怖いことです。役員などはやらなくても繋がることを大事にしてください。
役員はボランティアです。その気持ちを持ってください。
役員が偉いのではなく日々活動する人が地域を支えているのです。もう一度、地域すなわち「結」という我が国の素晴らしいボランティア組織を考えてください。
私たちは、いつでもお手伝いします。腕組みをしていても何も変わりません。
全員が活動者になってください。高齢化を理由にしたらこの国は成り立ちませんよ。
80歳は100歳まで20年も活動する時間があるのです。頑張るのではなく日々を精一杯することが地域の「減災活動と発災活動」に繋がります。
避難所に頼らず72時間は、「自助」+「隣助」で乗り切りましょう。行政に負担をかけないことです。
お困りごとはおおむね3日後に開設される予定の社会福祉協議会+ざま災害ボランティアネットワーク+座間青年会議所が開設する災害救援ボランティアセンターで引き受けることになります。
このような知識を学ぶためにも参加して下さい。
座間市をはじめ周囲の方々が、取りくまなければならない課題は「受援力」の強化です。
東日本も熊本も、神戸もおそらく今回の能登も 支援者>受援者 の関係式で徐々に整備されると思います。
しかし、首都圏が襲われたときには、支援者<受援者 という関係式しか成り立たないと思います。
地方からの支援者の数など物の数でないはずです。これだけ人口が密集してしまったこの地域の人々が被災するのです。誰が、どこから、ボランティア活動者として来てくださるのでしょうか?
この機会に考えて、個々人が普段の生活の中に静かに減災と発災対応行動を滑り込ませていきましょう。
ご来場ありがとうございました。
12月19日 協働事業5⁻➀ 座間市職員避難所開設担当職員リーダー研修を行いました。
令和5年度協働事業5の「座間市避難所開設担当職員」を対象とした研修です。
12月という多忙な時期に、行われたために、各避難所の担当職員のうちリーダーを務める職員に限っての研修となりました。
内容としては、公務員としてこれらの作業に従事する根拠、避難所開設に必要な法的な見地からの説明や災害を取り巻く関連法規についての概要を説明しました。
そのあとに、なぜ市職員が避難所へ配置されているのか?その目的と役割について説明しました。
元日本赤十字看護大学の小原先生のチームが東日本震災の体験を整理して開発した動画を参考に職員がなすべき業務である「一次トリアージ」についての重要性について動画を見ていただきました。
動画が進むにつれて、まさか…こんなことをしなければならないの?という顔をされていた職員の方々もおられました。
座間市は、ほぼ全ての避難所には「避難所運営委員会」が設置されています。定期的に訓練も行われています。
しかし、実のところ避難所運営委員の熱の熱さによって訓練の内容は異なっています。また、担当者が1年ないし2年程度で交代することでノウハウの蓄積ができないところもあります。さらに、コロナの3年間は、多くの避難所では訓練が見送られていました。その中で、申し送りだけが進められてしまい、経験がない運営委員がいるのが実情です。
これについては、担当課によって順次軌道修正されています。
職員が配置されているのは、避難者の受入れという業務は「個人情報」そのものであるわけです。
発災直後に「二次避難所(座間市ではこのように位置づけられている)」を開設する人手はなく、全て、避難が必要な人は一次避難所に来ることになります。その時に、避難者と対峙して、避難者の状況に応じてどの場所に受け入れるかを決めてゆくのは行政職員にしか出きません。トリヤージが終わった避難者を受け入れ先に誘導する作業は、運営委員やお手伝いに入ることになる自治会役員や、ボランティアでもできます。
過去の被災地でも受入の手順の誤りから、様々な事故が起きています。災害のドタバタの中だから仕方がないということは済まされないケースも多くあります。
また、真に避難が必要なのかどうかの聴き取りも重要な仕事となります。多くの避難所に比較的早く避難してこられるのは「元気で自分の足や車で」避難してくる人なのです。
家が火災で焼失してしまったり、家屋が倒壊してしまった市民はやむを得ませんが、家屋そのものに特に大きな被害がなく、内部の家具が倒れて至りガラス類が散乱している状況であれば、それえさ除去できれば敢えて避難所に来ることは無いのです。これが、在宅避難、分散避難と呼ばれるものです。座間市では「おうち避難」という言い方で啓発をしています。
しかし、そうやっても自宅では生活を続けることが困難な方もいます。この方々をどのように「仕分け」てゆくかということを見ていただきました。大変な作業になります。
多くの職員の方々は、避難所は体育館だけと思われている方もいます。ところが、大事なのは、私たちがバックヤードスペース(BYSP)と呼ぶ場所が重要なのです。二次避難所に移送する方々の待機スペースなのです。
この設置は教育部の責務で決めていただくようにお願いしていますが残念ながらまだ十分ではないと考えています。
私たちの過去の避難所支援から見ても、①救急車が手配出来たらすぐに移送する避難者の部屋、②インフルエンザ等の発熱の方を待機させる部屋、③④福祉対応の場所として高齢者の方の症状に合わせて2つの部屋、⑤⑥障がい者の症状に合わせて部屋が2つ、⑦妊産婦、乳幼児、3歳以下の幼児の部屋、⑧保育園・幼稚園・児童ホームの利用者で保護者が引き取りに来られない子供たちを受け入れる部屋等8つ程度の部屋が必要になります。
この部屋が全て準備出来て初めて受け入れが可能になるのです。このことを話しをさせていただきました。
さらに、大事なのこととして、ご自身の家のことです。先ず、職員としての任務を果たすためには自身の災害対応の環境整備、発災直後の対応と、一旦出動したらしばらく帰ることはできないわけです。家族にもこのことを伝えておくことも大事になります。
大丈夫なのかな?視線を逸らす方もおられましたが、いつ来てもおかしくない状況です。備え、そして市民への対応が出来るよう期待しています。
2月には、実技の訓練をさせていただきます。ご苦労様でした。
協働事業4 多様性に配慮した避難所運営をテーマにワークショップを行いました。
最近「多様性社会」という言葉を」耳にしたり、情報として目に飛び込んできます。
主として、女性のキャリア支援、子育て支援、障害者の雇用、主婦リソースの活用、高齢者のリソース活用
といった視点について、多様性やダイバーシティという言葉をよく聞きます。
以下(altea運営チームHPより一部抜粋引用)
確かに、今、日本で主にピックアップされている項目も多様性の一部です。しかし、あくまでも多様性の一部であって「本質」ではありません。
日本の多様性はそれこそ、単なるリソース不足の穴埋めのような印象を受けます。
少子高齢化が進み、働く人材が減少したから、みんなで仕事をしようというような話です。
社会の変化に対応するための、根本的な多様性とは、少しズレているのではないでしょうか。
では、多様性とは本来、何を意味するのでしょう。
その意味を紐解くには、1960年代まで振り返る必要があります。 1960年代、デジタル革命が起こり始めたシリコンバレー。サンフランシスコ周辺には、非常に多様な文化が存在していました。
ヒッピーやバイセクシャル、ゲイ、レズ、MBAや研究者、音楽家や芸術家。薬で頭が少し飛んだようなキッズや、ハッカー。社会性がある人も、まったく無い人も、一緒になって生活していたのです。
そんなシリコンバレーに、いつしか「世界を変える」という反骨精神が生まれました。世界を変えるという革命の前に、シリコンバレーの人々は一緒になって議論しました。互いを受け入れ、価値観の違いを受け入れ、融合させ、上乗せし、アイディアを出し合ったのです。ヒッピーとハッカー、投資家に学者、先生、MBA保持者、芸術家。
あらゆる個性と個性が混ざりあいながら、他社を受容し、受け入れ、発想を高めあいました。これが、いまの情報化時代のツールを生み出す原動力になったのではないでしょうか。
多様性とはつまり、こうした状況や文化、精神の在り方のことです。マイノリティもマジョリティも、互いを受け入れ合って、何も否定しない。かつ、受け入れ、受容し、アイディアを上乗せして未知の発想にたどり着く。反骨精神や世界を変えるという目的の元、それぞれの文化を融合扠せ続ける。だからこそ、イノベーションが生まれ、世界を変える事業が生まれるのです。
まず、多様性と言えば、女性支援や子育て、障害者支援が中心。意見を受け入れ、受容しあうのが本質なのに、会議になれば言いたい放題。自分の意見をぶつけるだけで、他人の意見を発展させられる人も少ない。
むしろ、方針の違う人は組織から排除し、そうした考えを求める組織もある。教育現場などでは規律を未だに重要視し、それより重要なものを見逃してしまう。意見や意志や、精神や文化の在り方への理解も微塵も無い。にも関わらず、多種多様を口にだすような組織が多いような気がします。
社会において、バズワードとも言える多種多様を口に出すのは簡単です。しかし、実際に体現するとなると、それが可能な人はどれだけいるのでしょうか。
海外と日本では、多様性と一言で言っても、在り方が異なります。特に、アメリカの西海岸を中心とした「人種の坩堝」とは、思考の形が異なるのは当然です。感じ方や捉え方も、大きく異なっています。
これまでは、日本の単一の価値観でも、社会は成り立ってきました。多様さを排除する方法が、最適だった時代もあるかもしれません。
しかし、現在は異なります。今度は異質なものを排除するのではなく、受容する必要があるのです。
本質的な多様さを受け入れ、学び、意見を融合させる。自分とは異なる他者を受け入れ、より別種の思考を取り入れていくこと。それこそが、今後目指すべき多様性なのではないでしょうか。
日本式の価値観で受け入れるのではなく、日本古来の価値観の前提さえ壊してしまう。そして、新しい価値観を組み合わせて構築しなおすこと。今後の日本の社会にイノベーションを起こすために。本質的に多様性を理解することが、無関係なはずはありません。ほぼ同一の環境で、似た価値観の人と暮らすことを好む日本社会。そして、常に多様な人種に囲まれて、幼少時代から過ごすことが普通な西海岸。どれだけの思考の違いが、そこにはあるでしょう。
これまでは、日本の単一の価値観でも、社会は成り立ってきました。多様さを排除する方法が、最適だった時代もあるか多様さを排除する方法が、最適だった時代もあるかもしれません。
しかし、現在は異なります。今度は異質なものを排除するのではなく、受容する必要があるのです。
今後の日本の社会にイノベーションを起こすために。本質的に多様性を理解することが、無関係なはずはありません。
前段が長かったかもしれませんがこのような前提の中で「災害が起きた時に」という前提を考えて課題を考えて「避難所」という極限の場の中で何が、どのようにして起きるか、起きたかをイメージして「備え」ようというトレーニングの一部を体験してもらうワークショップを行いました。今回は、外部の講師の秦 好子さんをお招きしての講座でした。
ある日、首都南部直下地震が起きました。避難せざるを得ない方が避難所に避難をはじめました。
さまざまな人が、避難所にきました。この人々を受け入れるためには、避難所は何をしなければならないのか?そのようにして避難者を向かい入れたら良いのかを4つのグループに「課題」を示してお互いに課題解決に向けて取り組みました。
はじめて会った人が、同じ課題に向き合うには何が必要なのか?からスタートします。
写真を掲載させていただきました。多様性というまさしく、私たち日本人が一番不得意な場面に入り込むところが避難所だと思います。
座間市では、避難所を開設するための役目を担っていただく「避難所運営委員会」というものが避難所毎に設置されています。(一部の避難所にはいまだにない所もあります)
この委員会は、座間市の避難所開設担当職員と避難所施設管理者のもとで、避難所を開設出来る智判定された避難所に限って、災害対策本部の承認を受けて「開設作業」にあたるのです。これは、年に1,2回の訓練を通じて出来上がった、開設のための手順書に従って主にレイアウトを決めてテントを展開して、通路の確保、安全衛生が維持できる環境を作るところまでの作業を行い委員長、副委員長を残して、それぞれ自宅の被災対応にあたるために戻ってゆきます。
さて、避難所に来た避難者は、市の職員や訓練を受けた専門員やボランティア活動者の手によって「トリアージ」という作業にを経て受入てそれぞれの場所に入っていただきます。これは、まさしく、「多様性という課題」をしっかりと受け止めたうえで行うこと、また個人情報を取り扱うことになりますので、開設委員の方がお神輿を担ぐようなことで「みんなでやれば簡単だ」的な考え方ではできません。避難されてこられる方は、事情を抱えた方が来られます。そのためには、避難所には「バックヤード」というものが必要となりますが、これに触れると話が長くなりますので割愛します。
受入が終わって一段落します。
さて、この避難所の日常を運営するのは、避難所に入った人々が力を合わせて取り組まなければなりません。水災害のように比較的短時間で復旧作業が進む災害であればさほど問題は起きてきません。
ところが、例題のような「マグニチュード7クラス」の地震の場合には簡単に行きません。
そこで、「○○避難所運営チーム(座間市)」が編成されます。平時の「自治会」に似たようなものです。
意外と知られていませんが、避難所には、一般の被災されていない人は立ち入ることが出来ません。避難所は、被災されて住むことが出来なくなった人、個々の事情で生活の継続が困難な人が入ることのできる場所です。このことは市民の方は知つて置いてください。避難所に避難されている方の情報開示も昔のように簡単にすることが難しい時代になってきています。まして、マスコミがカメラを持ち込んで取材などは特別な許可を受けて行われるのが一般的です。
トイレの清掃、物資の配布、給食、避難所生活をするために介助が必要な方の支援、情報の伝達作業、消灯、起床の管理、トラブルの仲裁、更衣室の管理、授乳スペースの管理・・・・数え上げたらたくさんの作業があります。多くの方は、避難所から自宅に戻って後片付けをしてまた、避難所へ戻ってくる人、避難所から会社へ出勤する人もいます。子供たちは、学校が再開されればここから通学します。昼間がらんとなった避難所は防犯の課題もあります。
これらをスムーズに動かすためには、施設管理者や市の当該担当担当職員や避難所運営チームの正副リーダーの力ににかかってきます。
生活習慣の異なる外国人の方もいます。障害があっても家族と一緒の方が良いと言って避難所内で車いすや歩行器で生活する方もいます。そもそも、福祉避難所はすぐに開設できません。準備と要員の確保ができません。まさしく「多様性」の坩堝の中にあるわけです。
「課題」は次々と出てきます。でも、それらが全て「問題」になることは無いのです。
それは、平時の生活の中でもあり得ます。課題は山積していても実生活は動いています。災害の中の生活も同じ延長線上にあるわけです。
しかし、課題への取り組み方に誤りがあると、「問題」となります。
そのために、このようなワークショップを体験していただきました。
短時間で取り組んだ事例は、わずかです。長期間にわたる避難所の中では、次から次へと「課題」が生まれてきます。
私たちも、ささやかですが、過去の被災地の避難所のお手伝いをさせていただきました。しかし、その活動分野は極めて限られていました。なかなか、避難所の中に入って、直接避難者の方々と時間を共有する機会はありませんでしたが、いくつかの活動を通じていくつかの貴重な体験をしてきました。この知識、知恵、技を座間市の災害に備えるために活かすことが出来ればと活動に取り組んでいます。
受講された方々がどのような感想をお持ちになったか? 多様性の見地から課題へのアプローチをどのような道をたどるか、興味を持っています。
これも、災害の「備蓄」の一つです。ワークショップで学んだことがらを地域に持って帰られて地域で考えて頂きたいと思います。
最後に、お願いです。避難所には来ないことをお勧めします。避難という言葉の意味を良くかみしめてください。
「避難」とは、いまよりも安全な場所へ「移動」することです。避難所へ来ることではありません。避難所は安全ではありません。バリア・アリーの世界です。原則、施設内のトイレは使用できなくなります。
何よりも、大事なことは、いまお住まいのお宅を災害の時に被害が出ないように備えることが一番です。どのような家でも、マグニチュード7クラスの地震が来れば大なり小なり被害は出ます。しかし、平時から家の中の安全を確保できるような「手を打って」おけば一定の方法を踏めば引き続き住むことができます。(体験型減災・対応訓練を受講してください。腕組みをして見学する防災訓練では乗り切れませんよ)
ぜひ、「おうち避難」が出来るように手を打っておいてください。
これこそが「減災・防災」の本質なのです。
ご苦労様でした。
令和5年度 座間市+ZSVN協働事業④ 「多様性」に配慮した避難所運営《心のトレーニング》あなたもリーダーに・・・
をテーマに、主として女性、子ども、障害者、外国人、高齢者等災害時に「避難所」に頼らざるを得ない方の目線で避難所を考える「ワークショップ」を行います。
日 時:令和5年11月25日(土曜日)9時
20分から11時50分(受付開始9時から)
会 場:座間市消防本部4階多目的室
(座間市相武台1-48-1)
参加費:無料
対象者:災害に関心のある市民、中高生・大学生、障がい者、高齢者、座間市行政職員、学校施設管理者、福祉施設、作業所管理者およびスタッフ、災害救援ボランティアの方など、男女老若・・・・
定 員:約40名 駐車場:事前申し込み制(消防本部前の駐車場は使えません。講師用)
講座の内容:参加者で任意のグループを構成して、避難所をイメージをしながらそこで起きること、、考えておかなければならない「課題」について、グループ内で意見交換しながら「その時、どうしたらよいのか・・」を考えてゆきます。
今年は大正12年9月1日に発生した「関東大震災」から100周年の年です。
我が国は、世界でも有数な「地震大国」です。1995年1月の「阪神淡路大震災」のころから、我が国は地震の活動期に入ったといわれております。その後、私たちは、数多くの「地震」「水害」「土砂災害」「火山噴火」の現場を見たり話を聞き明確な記憶が残っているはずですが・・・自分のこととして備えの行動に繋がらないようです。
座間市でも、「首都南部直下地震」の発生確率は高くなっています。その時、避難する施設である「避難所」が開設されてその中で生活をせざるを得なくなる方も出てくることが想定されています。
(本当は、避難所には来ないこと。「おうち避難」に取り組む。避難所は安全ではありません)
座間市では、そのために、避難所毎に「避難所運営委員会」を設置して「開設訓練」を行っています。
しかし、2020年に発生した新型コロナ感染症拡大を契機に、避難所運営委員会の活動も低下しつつあります。
それは、委員会の中心的なメンバーの方が比較的高齢の方が中心となって活動していました。
ところが、新型コロナ感染症は、基礎疾患を持つ高齢者は感染しやすく、感染すると重症化することがあり、第一線の活動から引退する方が増えてきています。
現在、コロナ感染症は、5類という低いレベルに移行されましたが、依然として患者は出ていますし、LONG (COVID-19)という症状も出てきています。また、コロナ感染拡大期に影を潜めていた「インフルエンザ」が猛威を振るい始めてきています。
感染症は、なくなりません。座間市では、感染症を契機に、避難所のプライバシーの確保という視点からも、避難所の受入数は減少するが市民の安全を守るために「避難所内テント避難方式」を導入し、引き続き維持することになっています。
避難所は、開設が終われば、関係者以外の立ち入りは制限されます。従って、避難所の運営は、避難者の中で組織される「避難所運営チーム」と行政職員、訓練を受けたボランティアが中心となって運営されます。
避難所は、感染症以前から「課題」となっていました避難所の「多様性(社会に応じた)運営」について、政府機関からも強く基礎自治体に求められています。
過去の慣習では、避難所の運営は地域をまとめている男性中心の運営という傾向が強く、ケースによっては女性、子ども、その他災害に弱い方には居づらい場所になっていました。インバウンドの対応から、万一災害が起きれば外国人の方の避難者の受入をしなければなりません。地域は高齢化が進んでいます。過去の災害を見ても高齢化は災害関連死の増加にもつながってきます。高齢者が増えるということは高齢者対応にマンパワーを割かざるを得なくなります。
人々は、「福祉避難所」と簡単に言います。その対応に当たる、看護師、福祉士、相談員などの専門的な職員は今でも不足しています。
この状況下で、様々な「事象」が起きます。
特に、大きな「課題」は「女性」と「子ども」の課題です。社会変化は急激に進んでいます。今までの考え方では避難所は運営できなくなってきています。
では、どのような「課題」があるのか?、あったのか?について、過去の災害の教訓を参考に「課題」が「問題」にならないために今から何を準備して、どのような思いで「こと」に当たらなければならないのか?について参加者同士で意見を出しあって一つの道筋を考えるための「心のトレーニング」のワークショップを行います。
近い将来、必ず地震などの大規模災害に巻き込まれる確率の高い中高生・大学生はぜひ参加してください。
この課題は、あなたたちのことであり、あなた方がその解決に向かわなければならないのです。
一緒に考えましょう。
受講申し込みは下記案内チラシをダウンロードして申し込みをしてください。
恒例の、協座間市とざま災害ボランティアネットワークの協働事業「体験型減災・災害対応訓練」が今年も10月28日(土曜日)に行われました。
今年度は、「真の支援者になろう」というテーマで座間市内で災害時要支援者に関する、団体、座間市職員、災害ボランティア、市民の方々を中心に呼びかけて、市内にあります「障害者総合福祉施設 アガペセンター」の駐車場並びに小公園をお借りして開催しました。
市内の、作業所などのスタッフの方々も積極的に参加して下さいました。
このプログラムの狙いは、「支援者になる」と思っているあなた自身が、本当に災害時に「支援者」となるだけの準備が出来ているかの確認をすることです。皆さんは、毎日、本当にご苦労されて障がいをお持ちの方、高齢者のかた、外国人、市民の方々に対して支援の仕事をされています。
ところが、気持ちはあっても、本当に「支援者」となる準備ができているかというとはなはだ疑問です。
あなた自身の「備え」を平時から自然に無理なく生活の中に埋め込んでおくことが必要なことを知っていただき、それに納得されたら「行動」に移して欲しいのです。
真の支援者になるためのスタートはここからなのです。
私たちは、災害は知識だけではどうにもならないと考え、消防関係者、自衛隊員のような派手なことはできませんが、災害時避難が困難な方々に手を差し伸べるための「技」の体験をしてもらうプログラムを作り活動をしてきました。
例えば、写真にある体験課目は、「バケツリレー訓練」の様子です。
こんなことは「誰にでも出来るよ」と思われがちですが、実際に15分間、バケツを手送りしてみます。
参加者の方々は、おそらく人生で初めての体験だと思います。ところがこれも意外と重労働な作業になります。
さらに、ちょっとした「コツ」を知って取り組めば、お互いに励まし合いながら作業が出来ることがわかります。
地域の自主防災会の訓練などでは体験できないものです。
この日は、天候にも恵まれて、コロナから少し解放されたこともあって、しばらく遠ざかっていた「災害食ランチ」も楽しむことが出来ました。
さて、来年はどうなるかな? ぜひ、みなさんで気持ちを場わせて参加して下さい。
詳しくは、下記をボタンをクリックしてください。
この地図は、今回の街歩きの地域の首都直下地震の揺れマップです。黄土色のところが震度6強、黄色のところが震度6弱というハザードが示されています。さてどう考えますか?
100年前の関東大震災の時にこの地域の一部は「液状化」によって大きな被害が出ています。座間市ではこの事実を村に残されていた古文書をもとに、当時、子供や青少年、古老の方々から聴き取りをして郷土史として発行しています。液状化で蔵や、家屋が約3尺(1m)沈んでしまったようです。さて、次の地震ではどうでしょうか?これだけの被害があるのに県の想定では液状化は低いとのこと。わかりませんね。
この地図は、eかなマップによる相模川、鳩川水系の洪水マップです。
四ツ谷、新田宿では、30cmから3m、それ以上というアバウトな数値が示されていますが、これも来てみなければわからないわけで・・・止むを得ないのかなという見方もあります。心配なのは、この地域にかなりの住宅が建ってきていることです。相模線沿線で無人駅の「入谷駅」からはさほど離れていません。相模線が小田急線海老名駅に近くにすり寄ったことから便利さが出てきたのかもしれませんね。
でも、災害リスクを抱えている場所であることは忘れないでください。
過去の報告では「震度6クラス」の地震では、立つことはできずに「這いつくばう」のが精いっぱいだったといわれています。
2011年3月の後に「東日本大震災」になってしまった「東北地方、太平洋沖地震」では座間市は「震度5弱」とされていました。実際はこの揺れは緑ヶ丘に設置されている地震計の計測の数値で、しかも地表での揺れの数値でした。当然、建物の階高によってその揺れは差異が出てきます。市内でも、震度6クラスの揺れの被害が出ていました。
今回の、町の防災体験ワークショップは、地図を使って「わが町」の災害の被害のイメージを予測して、自分の足で歩いて確認するという「防災イベント」です。
今回の地域は、過去に被災地となった地域であること。これからも災害のリスクを持っている地域であることを忘れないためにも逃げマップを考えるようにします。ぜひ、多数の方で、地元の地図の中に何が埋め込まれているのかを話し合い掘り起こすきっかけにして欲しいです。
日時:令和5年(2023年)9月30日(土曜日)
会場:新田宿・四ッ谷コミュニティーセンター 大集会室
時間割:受付開始 9時30分
第1部 「座間市のハザードマップについて」9時30分から10時
第2部 「地図を読もう」(10時から12時)
昼食 12時から12時50分
第3部 「町を歩こう」 (13時から14時20分) 休憩をしながらゆっくりと歩きます。
休憩 14時20分から14時40分
第3部 「町歩きから見えてきたこと「」(まとめ)(14時40分から15時10分)
募集人員:30名
持ち物・服装:筆記用具、昼食、飲み物、街歩きができる服装(帽子を忘れないでね)
受講料:無料 家族で参加してください。
注意:熱中症警戒アラートが発令された場合には「まち歩き」は中止させていただきます。
★イベント内容・申し込み書は下記チラシをダウンロードしてください。
このような企画は、毎年 地区を変えながら取り組みたいと思います。
eかなマップは、全県の市町の災害にについての情報を見える化しています。活用してください。
相模が丘地区でどのくらいの家屋の倒壊があるかを想定した地図です。建て直しも進んできましたので、20棟未満の想定になっていますが、「棟」という意味を考えてみてください。戸建ての家が1棟倒れても1棟ですが、20戸入っているアパートが倒れても1棟なのです。
この地図は神奈川県が発表しています「eかなマップ」の首都直下地震地震の時の相模が丘、広野台から相模原市南区の震度想定分布と建物倒壊想定のメッシュ地図です。真ん中の緑色の部分はゴルフ場ですので「5強」ではなく「6弱」の揺れの範囲です。こうしてみると相模が丘地区の揺れはおおむね「震度6弱」という揺れで相模大野駅付近あたりから「震度6強」となるとされています。
過去の報告では「震度6クラス」の地震では、立つことはできずに「這いつくばう」のが精いっぱいだったといわれています。
2011年3月の後に「東日本大震災」になってしまった「東北地方、太平洋沖地震」では座間市は「震度5弱」とされていました。実際はこの揺れは緑ヶ丘に設置されている地震計の計測の数値で、しかも地表での揺れの数値でした。当然、建物の階高によってその揺れは差異が出てきます。市内でも、震度6クラスの揺れの被害が出ていました。
今回の、町の防災体験ワークショップは、地図を使って「わが町」の災害の被害のイメージを予測して、自分の足で歩いて確認するという「防災イベント」です。夏休みの「自由研究」にも最適だと思います。ちょっと暑いので大変かもしれませんが、ざま災害ボランティアネットワークのメンバーが付き添っての活動となりますので家族そろって参加してみてください。ちょっと長いかもしれませんが・・・一生懸命に学びましょう。
日時:令和5年(2023年)8月19日(土曜日)
会場:相模が丘コミュニティーセンター 大ホール
時間割:受付開始 9時30分
第1部 「地図を読もう」(10時から12時)
昼食 12時から12時50分
第2部 「町を歩こう」 (13時から14時20分) 休憩をしながらゆっくりと歩きます。
休憩 14時20分から14時40分
第3部 「町歩きから見えてきたこと「」(まとめ)(14時40分から15時10分)
募集人員:30名
持ち物・服装:筆記用具、昼食、飲み物、街歩きができる服装(帽子を忘れないでね)
受講料:無料 家族で参加してください。 夏休みの自由研究の「種」が落ちているかもしれませんね。
注意:熱中症警戒アラートが発令された場合には「まち歩き」は中止させていただきます。
★イベント内容・申し込み書は下記チラシをダウンロードしてください。
また、今年度は、9月に四ツ谷・新田宿地区で同じような企画を予定しています。
この写真の「もの」は何だかわかりますか?
通称「ガラ袋」と呼ばれるものです。
ガラ袋とは、現場で出るガレキやゴミなどを入れるために利用される袋です。 ガラ袋はひもがついた巾着型で、主に「中身の見えるタイプ」と「中身が見えないタイプ」の二種類があります。
水害の時に浸水を防ぐために使われる「袋」は土嚢袋と呼ばれるものがあります。土嚢袋は災害現場の写真などを通じて比較的知られています。
それに比べて「ガラ袋」はあまり知られていません。
特に、地震災害の屋内では、家具の転倒、棚からの落下物の破損、食器、ガラスの破片が散らばり、室内は土足で動かなければならない状況になります。
さて、これらの災害廃棄物であっても「分別」して出すことが求められています。
皆さんの、お家には「ガラ袋」の備蓄はありますか?
ビニールのごみ袋はあると思いますが、その中に破損した食器やガラスの破片を入れることは非常に危険です。
今までは、あまり取り上げられない視点で災害を考える「隙間の防災」について考えるワークショップを中心とした講座です。主役は参加された市民の方です。
表題の数字の意味をここで書くことはできませんが、「3:3:3と72」という数字は、災害を考えるうえで非常に大切なものなのです。何だろう?と思われたらぜひ参加してください。
「みんなで、本当の災害を考えよう」
日 時:令和5年7月29日(土曜日) 9時30分から12時まで
会 場:座間市消防本部4階 多目的室
受講料:無料
募集定員:24名
駐車場:座間市総合防災備蓄庫駐車場が使えます。(座間総合病院前)
申し込み方法:下記 URLより募集チラシをダウンロードしてQRコード、メールまたはFAXで申し込みください。
令和5年度 座間市+ざま災害ボランティアネットワーク
協働事業「市民防災啓発事業」がスタートします。
全体計画案(研修ロードマップ)
NPO法人ざま災害ボランティアネットワークと座間市との2023年度(令和5年度)市民防災啓発協働事業について、座間市の機構改革の指針に沿って例年以上に力を入れて取り組むことを確認し協定を締結しました。
「ロードマップ」は一部、調整できていない部分もありますが、計画の概要は下記URLにてダウンロードできます。(詳細が決まりましたら随時更新します)
2023年は、1923年9月1日11時58分に発災した「大正関東大震災」から100年を迎えることになります。ざま災害ボランティアネットワークは、前年度の「ぼうさいかふぇ」の中心のテーマとして「座間市と関東大震災」の古文書の展示を行いました。
引き続き今年度も、これらの啓発に関する活動参加を含めて、災害への取り組みを強化したいと考えております。ぜひ、市民の皆さんの参加をお待ちしています。
第14回目になります、座間市の冬の風物詩「ぼうさいカフェ」が今年も開催されます。
開催期間:2023年1月16日(月)から19日(木)
開催時間:午前10時から午後4時まで
(最終日は、15時30分)
会 場:座間市役所 1階 市民サロン
今年は、1923年(大正12年)9月1日に起こった、「大正関東大震災」から100周年を迎えます。
この地震は、当時の言い回しによると「帝都崩壊」といわれるように、明治維新後の我が国民が汗水を流して作り上げてきた、帝都東京が一瞬のうちに瓦礫と火災被害に巻き込まれてしまった地震です。
帝都の被害は、本所の補給廠跡地に避難した市民の大八車に積まれた荷物に火が付き延焼しいわゆる「火災旋風」が発生し多くの避難者焼死するという被害が出たことによって帝都の被害が大きく報道されました。
しかし、この地震の震源地は「相模トラフ」の中で始まり、地殻の歪(ひずみ)運動で地殻が崩壊され、丹沢山地の下からさらに地殻の崩壊は相模湾を望む小田原沖までを巻き込んだという言ことが現在の通説になっています。このことから、全体の被害は、帝都以上に神奈川県域の被害の方が大きいということが現在の見方です。
幕末から外国人居留地から発展をしてきた横浜の繁栄も跡形もなく崩壊してしまったといわれています。
横浜港を望む洋館通りの建物は大破してしまい、その瓦礫は途方もない量となって復旧・復興作業の障害になったようで、これらの瓦礫を海に投棄することによって造成地を作りその土地に公園を作ったものが今や誰でも知っている「山下公園」です。神奈川県は津波被害でも人命を失っています。
座間市では、この地震が、当時の高座郡座間村において何をもたらしたか?ということをフィールドワークの手法を使って当時の、被災者からの聴き取りを行っています。
その成果物は1984年(昭和59年)に「座間の語り伝え」外編2・関東大震災 という図書にまとまられています。
今回の、「ぼうさいカフェ」はこの図書の中の資料のコピーを展示するとともに。ざま災害ボランティアネットワークが所蔵する写真集「大正12年9月1日 大震災記念寫眞帖」を展示することをメインとしたイベントを行います。
並行して、近い将来首都を襲うとされています「都心南部直下地震」に対して市民としてどのような対策を取るかということ来場された方へアドバイスを差し上げる活動に取り組みます。
毎度、書かせていただいていますが、大規模地震は確実にきます。残念ながら現在の知見では、いつ来るという特定の日時を指すことはできませんが、30年スケールでの発生確率は70%を超えているという状態です。災害を「自分、そして自分の家族」のこととして考える機会にしてください。
今年も「カフェ」と名乗っておりますが、コーヒーなどのサービスは中止させていただきます。一日でも早くコーヒーを飲みながら「災害のこと」を語り合えるようになりたいと思います。
11月5日 座間市役所ふれあい広場を会場にして2022年度 座間市とNOP法人ざま災害ボランティアネットワークとの協働事業がお行われました。
ここ数年は、コロナ感染拡大に注意を払いながらとりくんできましたが、2年間のブランクが地域の減災・災害対応の活動の意欲が低下してきたのか、めぼしい地区自連にお声掛けをさせて頂きましたが、なんとなく取り組むには・・・・という機運が漂っていて引き受ける団体が無いために4年ぶりに、ふれあい広場に戻っての開催になりました。
私たちの、活動の原点は、「自助力をどれだけ高めるか」ということに目線を置いて取り組んできています。それが、「体験型 減災・災害対応訓練」という名称なのです。
とかく、みんなで集まって、消防署や消防団または危機管理課の職員に来てもらって、消火器の使い方や応急搬送などを展示してもらって終わりというパターンが多いようです。
しかし、災害の時に何よりも大切なのは、「命を守る、ケガをしない、火事を出さない」に尽きるのです。話だけでは役に立ちません。大切なのは、自分で体験してその体験の熱が覚めないうちに、自宅に戻って行動に移すことなのです。だから、私たちは「体験型」という名称で取り組んできました。
確かに、お手伝いしていただく自治会の方、自主防災会の方にとっては、今までのやり方を変えられることは「やっかい」かもしれません、事前の打ち合わせ、役割分担等々・・・炊出しから様々なコースを体験しながら回るわけです。腕を組んで話を聞いてお終いというわけにはいきません。
実際には、皆さんの地元では準備できない機材や体験の器具などは私どもが搬入、設置、実演、体験指導、質問に答えるということをするわけです。10時から12時30分まで・・・話をするとそんなに長くては参加者が出てこないといわれる役員の方々も、住民の皆さんが一生懸命に取り組んでいる姿を見ると「いやーやってよかった」ということになるのです。
今回も、7つの科目と、1つの科目を全員で体験をしていただきました。皆さんから見たらそんなことと思われることですが、「そうか。家族のために取り組んでおかなければならない」と感じて行動に移していただく方が一人でも増えればそれだけ、座間市の災害対応力が高まるのです。
今年も避難所開設担当職員の方々にも参加していただき市民の方と共に体験していただきました。確かに職員の方々の中には複雑な思いを持って参加された方もいると思います。でも、地方公共団体職員は、市民の生命と財産を守ることを入庁の時の宣誓書にかかれていることを納得の上でお入りになられたわけです。であればこの機会に学んでおこうという気持ちで参加して欲しいと思うのです。終わってから、職員の方々から「とても役に立ちました。自分でも備えることに取り組みたいと思いました」や「実際の火炎があれほど熱いとは知りませんでした。良い体験になりました」とあいさつを頂くこともできました。
災害では体験してこと以上の力は出ません。その80%ができれば上出来です。ガラスの飛散防止ができていればやっていなかったら足にけがをして、人様の世話にならなければ避難もできない事態になることが防ぐことができ、あなた自身が、被災してた人を助けることができる人になることができるのです。
この差は、いつ終わるかわからない被災後の生活を乗り切る力に出てきます。私たちは、今までに十分ではないでしょうが、被災地に入って、実際に被災された方々にお力をお貸ししながら、反対に皆さんから災害から得た経験談を聞かせていただきながら活動をしています。
その、何割かでも座間市の方々に、県央地区の方々の役になればと取り組んでいます。今回の訓練にも、愛川町、横浜市、相模原市から仲間が駆けつけてくれました。こんな素晴らしい習慣があるのは座間だけです。彼らも「教え方」を学ぶ機会として取り組んでくれています。これこそが、真の共助なのだと思います。
実際、職員の方々が、地域に出て行って指導されることは、なかなか大変なのです。当然、住民の方のお休みの土日での開催になります。市役所も十分な人手はない中で土曜日、日曜日の出勤は大変です。消防隊の方々は、当直の班が出て行って指導することになります。その間は、部隊は手薄になってしまいます。危機管理課の職員は、出勤した時間については振替で休むことになります。現実には、休めずに、とうとう年度末を迎えてしまうこともあります。
それらを少しでもカバーして、私どもの団体が出て行ってお手伝いさせていただき、訓練に参加された方々が、自分たちで地域の方々に広めることができれば、地域の安全・安心が確保されると思いながら取り組んでいます。
毎回、最後に参加者全員でならんで行う「バケツリレー」ですが、これだって「コツ」があるのです。
10分や20分ならば、単調な繰り返しの作業である「水の入ったバケツ」を手渡すことはできます。しかし、火を消す、延焼を食い止める「バケツリレー」は延々と続きます。お互いに励ましあいながら続けなければなりません。だったらどのようにして疲れずに、励ましあいながら取り組むことができるかということは実際に参加し、体験して初めてわかるのです。
このような思いを込めて取り組んでいます。来年度もどこか市内で行います。ぜひ、家の地域でやって欲しいという手が挙がって欲しいと思いました。
ご協力を頂いた危機管理課職員の方々、他地域から支援に来てくださったセーフティーリーダーの方々、ご苦労様でした。
2022年度 協働事業
「体験型 減災・災害対応訓練」が行われます。(終了)
コロナ感染拡大のために市内の自主防災会、避難所運営委員会活動、自治会の「防災訓練」は規模を縮小したり、中止になってしまいました。
そこで、下記の通り協働事業の「体験型 減災・災害対応訓練」を市役所ふれあい広場で行います。
皆様お誘いあわせの上で参加してください。
日時:2022年11月5日(土曜日)9時30分
~12時まで(受付開始:9時)
会場:座間市役所ふれあい広場
(コミバス発着所)
参加費:無料 マスク着用、検温済で来てください。会場受付でも再度検温します。
発熱の方はお帰り願います。(感染防御のためにご協力ください)
申し込み:下のダウンロードマークからチラシをダウンロードしてください。
チラシの案内に沿って申し込みをしてください。QRコードを活用してください。
注 意:この訓練は、参加者自らが、準備されている体験課目から選んで参加していただくものです。腕組み、見学者のいない訓練ですので、積極的な参加をお願いします。
体験課目は
➀安全空間作り 安全な室内を作ることは地震からの身を守る大原則です。
②排泄を考える 災害時に一番最初に考えて準備しておかなければならないことは「排泄」のこと
です。いまだかって、誰も我慢しきった人はいません。いざというときを考える機会にしてくだ
さい
③食べること 災害時に食べる食事は「災害食」と言います。市役所などが一時的に準備してある
ものは「非常食」です。したがって、栄養などについては考慮されていません。大事なのは「災
害食」です。どのようにして水の不足する中で栄養を考えてた食事をするかのヒントを学んでく
ださい。
④飲む お水のことです。飲用水は最低でも3日分は備蓄してください。そのあとをどうするか?
また、生活用水はどうやって確保するかを考える機会にしてください。飲料水は物流が動き出せ
ば入手できますが、生活用水は簡単ではありません。
⑤情報・灯りの確保 便利な日常を支えてくれているのは電気です。災害が起きれば電気は止まり
ます。いったん止まった電気を再び動かすためにはかなりの時間がかかるといわれています。
首都が襲われる地震の場合には、座間のような衛星都市への給電は遅れることは必定です。
安易に過去の災害を引き合いに「3日もすれば…」といわれる方がいます。
果たしてどうでしょうか?その時の備えを考えましょう。
⑥応急手当 ケガをしないことが一番大事です。医療機関は機能不全に陥ります。軽症者が病院へ
押しかけることによって、重症者の対応が遅れ命を落とすこともあります。中傷程度までのけが
は、皆さん方が応急手当をして、応急救護所へ送り込むことになります。その時のことを学びま
しょう。
このような、体験型の訓練です。ぜひ参加してみてください。お待ちしています。
オミクロンの感染解除の方針が出て、さて、再開となると空白の2年間、3年間が地域の活動に大きなダメージを与えていることが見えてきました。この状況で災害が起きると、活動者から次代の活動者への引継ぎも行われおらず、資機材倉庫の鍵が申し送りがなされていなかったり、地域によっては自主防災会の活動自体が怪しくなってしまっている危険性があります。地域の活動に「喝」を入れる意味においても、市役所ふれあい広場での活動は重要ではないかということで原点に戻ってきました。皆さんは、災害を「自分と家族の問題」として体験をして、感じたことを解決に向けて「行動化」してください。
災害のマイ・タイムラインを考えよう
突然の災害における「マイタイムライン」を考えよう
前回6月の「水災害のタイムライン」に続き第2弾の「突然の災害」のタイムラインの講座を開催します。
2022年 第2回 市民防災講座
(主として突然の地変災害をテーマ)
2022年(令和4年)10月9日(日曜日)
座間市北地区文化センター 講義室
9時15分から12時30分まで(受付開始9時)
定員30名(先着順)
持ち物:筆記用具
受講料:無料
申込先:市長室危機管理課またはNOP法人 ざま災害ボランティアネットワーク
駐車場:台数に限りがあります。徒歩またはバスでお越しください。
申込資料:下記の「ダウンロード」をクリックしてください。QRコード簡単に申し込み出来ます。
受講にあたっては、主催者の行うオミクロン感染防止策に従って受講してください。
マイ・タイムラインとは?《解説》
最近の地球規模の気象変動が原因とみられる災害の激甚化は今後も続きより激しくなると思っています。
私たち市民が自らのいのちを守るためには、災害をわがこととして考えて個人個人の判断で行動に移すしかないと考えます。「自助強化」「隣助の強化」こそが私たち市民が取り組むことができる範囲のことだと考えます。
今年の、テーマは、前年からの「お家避難の勧め」に加えて、災害を我が家のこととして捉えて、《事前の備え》、《発災時の行動》、《被災後の課題》という災害を考えるうえで【災害での出来事と、時間の関係】で注視されている「災害タイムライン」という考え方をスケールダウンして、私たちの「マイ・タイムライン」というワークショップで考えてみたいと思います。
次から次へと「新しい災害に関する用語」が出てきます。かって、「ローリング・ストック」という言葉が出た時に、ロックバンドの名前と区別ができずに「何じゃこれは?」「理解できない!」という非難がありましたが、現在では、学校(高校)でも教えるようになり、防災啓発活動者の中でも「通常語化」されています。
私たち、減災・災害対応啓発活動に取り組んでる公社)SL災害ボランティアネットワークでは、早くから「発災後の3:3:3」というワークショップを展開して、受講された各方面から災害への取り組み方が整理できた、何が優先することなのかが理解できたという高い評価をいただいています。
このワークショップの完全版は、通常の学校の時間枠に収まらないのでなかなか普及は進んでいませんが、正規のアプローチを単純化したワークショップを開発して「市民講座」などでも使っています。
「タイムライン」という考え方は、行政の災害対応の手順を考えるために開発されたものですが、これを、「我が家の備えと、行動、災害の後」という視点から考えたらどうかな?と思い「私の」「我が家の」「タイムライン」ということで「マイ・タイムライン」としました。ぜひ、受講されて「私の」「我が家の」「わが社の」というヘッダーを加えて、取り入れていただきたいと思っています。
2022年 第1回 市民防災講座
(主として水災害をテーマ)
2022年(令和4年)6月25日(土曜日)
座間市消防本部 4階 多目的室
9時15分から12時(受付開始 9時より)
持ち物:筆記用具
受講料:無料
申込先:座間市市長室危機管理課または、NPO法人ざま災害ボランティアネットワーク
定員:40名(先着順)
駐車場:座間市総合防災倉庫内(誘導員がいます)
申込資料:下記の「ダウンロード」をクリックしてください。QRコード簡単にで申し込み出来ます。
なお、第2回講座は年度下期に(予報の無い災害をテーマ)を予定しています。
受講にあたっては、主催者の行うオミクロン感染防止策に従って受講してください。
協働事業Ⅱは3年計画(2019年度から2021年度)で、児童ホームの防災意識と災害時の対応力を高めることを目的として、市内の11か所の児童ホームで、利用児童への「防災教室」と、児童ホーム職員への研修に取り組んできました。
残念ですが、2020年度は、コロナウイルス感染拡大に伴い児童ホームの運営が大変なことになってしまいました。そのために、児童ホームの職員の研修と、マニュアルを作成するための「ガイドブック」の作成に取り組み個々の児童ホームでの「防災教室」の実施は見送りました
2021年に、継続事業となり感染状況を観察していましたが、何とか夏休みの「防災教室」は行うことが出来そうだったので、夏休み前半に当初の計画だった、6施設に対して活動を行いました。
協働事業は原則的に3連続年度の中で行うことになっています。夏休み後半に残りの児童ホームの活動を計画していましたが、コロナ感染第4波が起こってしまい具体的な活動ができないまま、未実施の分は、個別の協定を締結して行うという計画修正を行いました。
しかし、担当課より、冬休みにできそうなので残りの5施設について実施の打診を受けました。
協議の結果、この先コロナの状況がどう変化するかわからないので、できるときにやってしまうこととなり12月の学校が冬休みに入ってすぐの期間に集中的に取り組みました。
5施設を、午前、午後というハードなスケジュールで乗り切ることができました。これも活動に参加してくださった会員の皆様のおかげだと感謝します。
児童ホームは、夏休み明けからは1年生から3年生の利用者が多く学齢が低いと長い時間のイベントは「集中力」が散漫になる傾向があるので、工夫をしながら取り組みました。
流れは、災害というものは何なのか?ということをわかりやすく伝えるために災害は「地震」「噴火」「洪水」という大きなものではなく、「災害」は、みんなが毎日生活しているすぐ隣にあるものであることを話しました。例えば、児童ホーム内のルールを破ってケガをすること、友達とトラブルになってケガをしてしまうこと、日常の生活の中で起きてしまう「交通事故」等も「災害」であることを話しました。
風や雨、雪などの影響で起きる「災害」は、気象情報というものがあって事前に準備して被害を少なくしたり、あらかじめ被害があると予想されたら安全な場所に移動することができることを2019年の座間市での災害からの教訓に基づいて話をしました。
大きなテーマである「地震・噴火」については、ある日、突然起きるものであること、様々な被害が一気に起きてしまうことを話し、もしそうなったときに被害を最小にやり過ごすことの大切さを話しました。この教室は、利用者の児童に向けてという意味と、児童を預かり、守る仕事をされている指導員さんにも向けた話でもあるのです。
地震は、その一瞬の行動の差異が「いのち」に結びつくこと、その瞬間は各自の創意工夫によって身を守ることしかないことを「緊急地震速報」を流して「ShakeOutの安全行動」の対応行動を見ました。どこの児童ホームでも、幼稚園・保育園で受けてきた「ダンゴムシ」訓練が役立っていることが見えてきました。
大人の人は、とかく批判から入りますが、その瞬間は、大人も子供も差異はないことをこうした訓練が身体に沁み込み反射的に出ることが大事なのですね。
何回も書かせていただいていますが、県央域の学校では、座間市が一番人的被害を少なく出きると思います。
生き残らなければ何も始まらないのですね。
地震の揺れを体感してもらうのが一番良い方法ですが、座間市には起震車がありませんので、映像を通して地震の被害は、「動く、倒れる、飛ぶ、落ちる、割れる」の現象から発生することを伝えました。身近な話材として「皆さんのお家のテレビは固定していますか?」との質問に対して、「はい。止めています」と手を挙げる児童の家庭の少ないことに驚くのです。テレビは「倒れる」というよりも、「飛ぶ」そして「落ちて」「割れる」のですね。この危険極まりないテレビの前で子供たちはゲームをしているのです。時には親も同じです。テレビの画面は「ガラス」からできていることも忘れているのです。
冷蔵庫、ピアノは「動く」、事務所などではコピー機の車が固定されていないことでぶつかり腰の骨を折った例もあるのです。食器棚についても質問しますが多くの人は、食器棚が倒れて食器が割れると考えています。実は、家具の固定の呼びかけが浸透してくると食器棚が固定されています。しかし、中の食器が揺れで暴れて、その結果食器棚を遮蔽している「ガラス」にあたりガラスを「割って」、食器は「落ちて」「割れる」のです。
地震の被害を最小にするためには、「動く、倒れる、飛ぶ、落ちる、割れる」を防げばよいのです。
今日、ここで話を聞いたことをお家に帰ったらお父さんや、お母さんに話して、お家の中の点検をしてくださいねと伝えました。
電気が停電することはわかっているようですが、そのことがもたらす現象まで理解が進んでいないことを感じました。これは私たちの反省でした。
電気が止まると何が起きるのか?ということを具体的に伝えきれていないのですね。電気が止まるということは、子供たちが生活している空間が大きく変わってきます。
➀水が止まる➡②思うように水を使うことができない➡トイレが使えなくなる・・・・この先には様々なことが起きてきます。しかし、何よりの大事なことは「トイレが使えなくなる」ことです。今まで、したいときに自由に使えた「トイレ」が使えなくなるということをもっと深刻に伝えることが大事なこともわかってきました。
よく、防災のイベントで段ボールトイレの話が出ますが実際には簡単にはできないのです。新耐震基準で建築された個々人のお家は、そう簡単に壊れないのです。多少の傷は起きますが、ペッタンコにはならないはずです。であれば、残されたトイレを活用して排泄をすること…そのためには「トイレパック」を備えることを伝えました。
その他、簡単に避難所には来ないことを子どもを通して「お家避難」をすることを話しました。
避難所は簡単に準備ができないこと、避難所には優先度があることも伝えましたが、ここはあまり触れるとややこしくなるので避難所が準備できるまでにはたくさんの時間がかかること、避難所は決して安全な場所でないことを話しましたが、これは子供を介して伝えるのは難しいなと感じました。
限界の30分を目指して取り組みましたがなかなか難しかったですね。
休憩をはさんで、地震想定の避難訓練をして外に出ました。指導員さんによる点呼が行われて安否の確認ができていました。この点は真剣に取り組まれていましたので安心できました。そのあと、指導員を対象にして本物の火炎装置を使った消火訓練をしました。4年生の児童で希望者がいる場合 には私どものインストラクターが付き添って体験をしました。
室内に戻って休憩ののち「クロスロード・ゲーム」で楽しみました。、
嬉しいことがありました。
K児童ホームで、「災害の話」をしている時でした、夏休みの「防災教室」にTホームで参加した児童がいました。この児童が、私の話に共鳴して私が話す内容を先回りして話すのです。すでに、半年過ぎているにも関わらずその内容の正確には驚きました。私の話をこんなに覚えてくれていることに驚きとうれしさを感じました。
防災についての授業や体験は3年生までの間に1回そして6年生ぐらいで1回できれば、その免疫は当分続くのではないかと感じました。
「動く、倒れる、飛ぶ、落ちる、割れる」
https://www.shakeout.jp/common/pdf/20110916_U-T-T-O.pdf
いずれにしてもこの児童たちは、本当の近未来(数年のうちに)には「大規模災害」に巻き込まれると思います。その時に、何としても自分の力で「いのち」だけは守れる人になってくれればよいと思いました。
さらに、児童ホームの職員の方々のご苦労を考えると大変だと思います。保護者が近くに勤務しているのであれば預かり時間中に引き渡しができるかもしれませんが、電車、バスなどで通勤する保護者は、おそらく、すぐに戻ることはできないと考えます。その時、児童ホームのみならず、保育園・幼稚園さらには小中学校における対応をしっかりと決めておくことが大事だと感じました。(行政は縦割りの考え方ではなく同じ「行政課題」として考えて欲しいです。)
2021年度の協働事業は、残された科目は、児童ホーム職員の研修です。すでに2月に会場は予約が取れています。この研修が、今後、担当部署で継続されることを願います。
会員の皆様ご苦労様でした。
11月も押し迫ってきました。
11月28日(日)座間市協働事業 体験型減災・災害対応訓練が、ひばりが丘公園で開催されました。
2年間、コロナのために見送られてきました。今年度は何とかできないかと関係者でぎりぎりの対応を協議して実施することができました。
市内各自主防災会などの訓練が中止となってきました。ひばりが丘地区自連は昔から減災・災害対応の活動は熱心です。特に長い付き合いをさせていただいてきましたNさんが、ぜひやって欲しいということで、自治会、避難所運営委員などにお声掛けをしてくださいました。
事前参加登録が100名を越えましたので、受付を中止せざるを得ませんでした。参加できなかった方々にはお詫びを申し上げます。
受付では、危機管理課の職員による手指の消毒、検温、参加記録表(万一の時の連絡先)の対応を行いました。
場内は全員マスク着用を指示させていただきました。
8時過ぎに関係者が集まり、地元の自治会関係者とあいさつ、集合時間の8時30分には、市役所危機管理課職員、ざま災害ボランティアネットワークのメンバーのほか、あいかわ災害ボランティアのメンバー、秦野のメンバー、横浜から駆けつけてくださったメンバーが集合し本日の全体の指揮を執る山岡、高橋両副代表の挨拶を行ったうえで準備にかかりました。
訓練開始にあたって、危機管理課長、ZSVN代表挨拶を行った後、今日の訓練のオリエンテーションを行いました。その後、恒例の「おらほのラジオ体操」に合わせて高橋さんの指導で全員で体操を行いました。比較的恒例の方が多いので準備体操は大切です。晴天の空の下で気持ちよく行うことができました。
今日の体験課目は、先ずは、➀災害食の体験として「非常用炊出し袋体験」、②発電機の操作と作った電気の使い方、③災害時のトイレの使い方、④ブルーシートを活用した三角テントの組み立て、⑤実際の炎を使った消火訓練、⑥家具固定とガラス飛散防止の体験、⑦応急手当の体験種目を準備しました。1グループが約18人前後にもなってしまい十分な体験ができなかったきらいもありました。
グループ編成を行って順次体験が始まりました。前回のSL講座を修了してくださったA県議もSLの制服を着て参加してくださいました。ありがとうございます。
Y市議は地元の会員の一員として参加してくださいました。このように市民・行政・議員そしてボランティア団体が連携して活動することが、いざというときには顔が見える関係が出来、スムーズな活動につながるのです。愛川町のW町議もSLメンバーとして毎回応援してくださいます。
何分にも、大勢の方にすべてを十分にお教えできる時間もなく残念でしたが、新型コロナの中を生き抜いてきたという確認ができただけでもうれしく思いました。
恒例の全員参加のバケツリレーによる消火訓練は、最初は思うままに並んでもらって行いました。右手で受けたバケツを左側に方に「身体をひねって」渡していました。水がこぼれて「あーーっ」という声も聞かれました。
そこで、一旦作業を止めて、高橋さんの号令で「1」「2」という番号を言ってもらいました。そして「2」の人は一歩前に進んでもらって「回れ右」で整列をしたのちに「バケツ」を送り出しました。この方法だと、身体をひねる必要がなく左前の人にバケツを渡してゆけば良いのです。「楽だ」という声が聞こえてきました。
特に、ひばりが丘地区は、木造住宅密集地域です。何よりも怖いのは「火災」です。我が家は新耐震だから大丈夫と言っても、その周辺に古い家屋があってその建物が倒壊して火を出してしまえば先ずは地域全員で消火に向かわなければなりません。交通状態によっては、消防の車も思うように動かないこともあります。
頼るは、地域の方々で水を運んで消火に当たる必要が出てきます。この作業は、途切れなく最低でも30分から1時間程度かかります。苦しい姿勢ででは続きません。ぜひ、今日学んだことは地域に戻られて参加できなかった方々へ教えてください。
最後に、アンケートいただいて、炊出し袋で焚いたご飯を配布しました。今年は、密集した環境での飲食を避けるためにビニールの袋の中にご飯を開けてお渡ししました。
そのさなか、一人の男性が倒れてしましました。すぐに現場に駆けつけてメンバーの中の看護師さんと私で観察をしました。顔色が良くなかったので、頭の下にタオルを入れて。足を高くした姿勢を保持して毛布を掛けて安静にさせました。看護師さんの指示に従って119番へ連絡をして、救急車の出動を要請しました。約8分後に到着。救急隊員に引き継ぎました。コロナなどの原因だと大変でしたが、対応はスムーズにできたと思います。
このように、慌てることなく、冷静に行動することが大切です。特に大きな問題もなく収まったので安心しました。
参加してくださった皆さん、そして応援をしてくださった公益社団法人SL災害ボランティアネットワークのSL会員の皆様のご協力に感謝します。子供たちの参加者には、LEDのヘットライトをプレゼントしました。関係者で写真を撮って終わりました。(愛川の皆さんはお帰りになってしまい写真に入れませんでした。うちの副代表も)
2021年度 第2回 市民防災・減災啓発事業
「体験型 減災・災害対応訓練」(終了)
複合災害を想定したリアルな体験型の訓練です。
コロナ感染拡大も一段落しました。しかし、まだまだ日本は災害の中にいることを忘れてはならないと思います。
しかし、私たちの住んでいる島国は、環太平洋火山帯の中にあり、プレートの移動により地震も多く発生しています。10月7日 22時21分 東京湾を震源とした最大深度5強の地震が起きました。幸いにして、座間市では震度4で収まりましたが、市内でもケガをされた方が出ています。
いつ来てもおかしくない「地震」に備えることは大切なことです。
TVでも「日本沈没」をテーマとしたドラマが放映されています。私たちは、いつ何時でも「自分の命は自分で守る」という意識と行動、そして、災害ののち生き残った「いのち」を永らえることが大切です。
それには「知識」だけでは乗り越えられないものがあります。知識をもとに「具体的な行動」に移さなければ何も役に立ちません。下記の計画で、令和3年度の座間市とざま災害ボランティアネットワークの協働事業である体験型の訓練を行います。会場の密を避けるために参加人員は100名とさせていただきます。
当然ですが、マスクの着用、手指の消毒、検温を行いながらの訓練になりますが、今だからこそやっておかなければならないこともあります。ぜひ参加してみてください。事前の申し込みが必要です。よろしくお願いします。
日時:令和3年11月28日(日曜日) 午前9時30分から12時まで(受付開始:9:00)
会場:ひばりが丘公園(ほりもと公園) ひばりが丘1-42
参加費:無料
携行品:マスク・帽子(ヘルメット)・手袋・タオル・飲料水
詳しくは、このページのダウンロードをクリックしてください。
★QRコードで危機管理課へ申し込みができます。
★NPO法人ざま災害ボランティアネットワークでも受け付けます。
第1回 市民防災・減災啓発事業
「お家避難の勧め」(終了)
令和3年度 座間市とZSVNとの防災啓発協働事業は、新型コロナ感染症予防を取りながら下記の日程で開催します。今年度は、市内2か所の会場でセミナーを、1か所の会場で体験型防災講座計画しています。
また、避難所の運営も大きく変更がされます。これらについても職員や運営委員を対象に講座と実技訓練を実施する予定です。
第1回のセミナーは下記の通り開催します。
新型コロナウイルスの蔓延の中での災害の避難の在り方や、度重なる水害の「避難のタイミング」についての考え方が、今までとは大きく変わりました。
これを受けて、座間市もこのことを広く市民の方々に伝えるセミナーとして開催します。皆様お誘いあって、受講してください。
ただし、入場数に制限がございますので、早めにお申し込みください。
日 時:令和3年6月19日(土曜日)
午前9時15分から12時まで
受付開始:9時
会 場:座間市消防本部 4階 多目的室
(相武台前駅下車徒歩約10分)
定 員:40名
受講料:無料
駐車場:座間市総合防災備蓄倉庫(座間総合病院向かい側)の駐車場が使えます。
誘導員の指示に従ってください。
申し込み先:座間市市長室危機管理課
電話: 046-252-7395
FAX: 046-252-7773
又は、ざま災害ボランティアネットワーク
E-mail: zama.saigaiVN@gmail.com
申込書はこの案内文の下からダウンロードできます。
【受講にあたってのご注意】
新型コロナ(以下COVID-19)の感染予防に協力ください。
①申込み済みでも、当日体調の悪い方は参加をご遠慮ください。
②会場への入場にあたっては、体調の聴き取り並びに検温(非接触)、手指の消毒をさせていただきます。
③一旦、入場後 退室した場合にはその都度、手指の消毒をお願いします。
④マスクは常に着用してください。
⑤座席は、誘導員の指示に従って指定の場所にお座りください。
⑥会場は、空気の流通をよくするために窓を開けることがあり、室内の温度が高い箇所があります。
⑦大声等での会話はお控えください。
⑧熱中症防止のためにのどの渇きを感じる前に水分の補給をお願いします。
⑨受講中、気分が悪くなった方は係員にお申し出ください。
令和元年度に引き続き、令和2年度(2020年度)も「児童ホームの防災対策事業」を担当することになりました。
【令和現年度のテストラン】について報告します。
初年度は、テストランとして、児童ホームの設立形態別に3つのホームを見学、ヒヤリング、避難訓練、防災ゲームなどに取り組みました。
座間市では、大きく分けると、①児童館内のに開設されている児童ホーム、②コミセンの中に併設されている児童ホーム、そして、③学校に併設されている児童ホームがあります。
多くのホームの利用者は、低学年(1年から3年生)一部4年生以上もいますが、ほとんどはこの範囲内です。
この状況の中で、4名の指導員が配置されて運営されています。
通常期:下校時から18時30分(特段の事情のある児童については19時)、土曜日・学校長期休業中は9時から19時となっています。(今回のコロナ感染防止については除きます)
すでに、児童ホームには「地震・風水害対応マニュアル」と「児童ホーム応急マニュアル」は作成し配備されています。
ところが、運営にあたって一番大切な部分の、平時の危機管理の部分が欠けていることが気になりました。児童ホームにおけるトラブルの多くは、日常の預かりの中での「事故」だといわれています。この部分が、後回しにされている感じがありましたので、この点を重点的に変えてゆきたいと考えます。完全には出来上がっていませんが「危機管理マニュアル」として再構成をする形で提言をしました。
指導員に対する研修は、全職員にあっ待っていただき、「災害時のタイムラインを考える」ということをテーマ、ワークショップに取り組んでもらいました。発災して、緊急報や警報が鳴った。その時をイメージして、3分間、3時間、1日の各時間について「自分はどんな行動をとるか」について、児童役、保護者役、児童員役に分かれて時間経過によって何が、どのようになるかということを書き出して、話し合ってテーブルとしてまとめる取り組みをしました。
災害の時には、何よりも必要なことは、「いのち」を守ること。次に間の前に現れた個々の現象を「緊急か?」「重要か?」訓練は、火災発生時の「消火訓練」を行いました。従来は、訓練用の「水消火器」を使って、模擬火点表示板い向かって水を放出して終わるという感じでした。今年度からは、消防本部が配備した「ケスゾウ」という実際の「火炎」が出る機材を借りて訓練を行いました。ところが、基本中の基本である「火事だ!」という人を集まる動作と「消防署への通報指示」がなされていないことが見えてきました。今回は、この点に重きを置いて、何よりも「通報」「避難誘導」「避難確認」という行動と、消火器を集めて消火行動を行うという2つの流れを円滑にできるように指導をしました。また、3年生以上の児童については、実際に消火器を用いて消火の体験をしてもらいました。
児童には、普段の生活の中での約束事を守ること、危ないなと思ったら、声をかけたり、自分自身は行わないということについて指導をしました。これが、安全行動・不安全行動を仕分ける能力を高めるといわれています。
防災ゲームは、時間に制約があったために「ナマズの学校」という災害を深く考えるというプログラムをすることが出来ませんでした。代わりに「クロスロード」というゲームを行いました。これは、究極の選択・・・「その時、あなたならどうする?」ということを「YES」&「NO」のカードで答えるという単純なゲームですが、児童はそれなりに判断の基準を以てカードを場に出しました。そしてファシリテーターが「なぜ?」と聞いて答えるという形です。このような、ゲームを通じて、「その時どのような判断でどうする」という考え方が身につくといわれています。
2020年度の、活動では対象施設を5カ所にして、夏季休暇中の児童ホームを使ってもう少し深く一緒に学ぶ計画でいます。
ただ、現在のコロナウイルス感染防止の非常宣言が、いつ解除されるかによって活動は流動的ですが、取り組んでゆきたいと考えています。
2020年度の、座間市市長室危機管理課とZSVNによる「市民防災啓発事業は今年度も実施されます。
しかし、2月ごろから全世界的に広がった、新型コロナウイルスの感染防止の非常警報が発出されて、感染を防ぐために我が国でも、イベント、集会などが禁止されることになりました。
このため、今年度の活動は、警報が解除されませんと開催できません。しばらくお待ちください。
計画の概要は、以下の通りです。
① 市民対象に「災害をイメージする。マイ・タイムラインを考えよう」
災害には、様々な形態があります。私たちは、従来から、広義の災害を市民の方へ伝えるべく
①自然現象による災害、
②社会現象による災害、
③人為的現象による災害という3つの柱を立てて災害について解説をしてきました。
自然現象による災害になかで(1)気象災害 (2)地変災害 (3)動物などによる災害について
説明してその中に、 感染症などにも触れて「パンデミック」についても解説をしてきました。
というもの、現実に私たち、これほど簡単に巻き込まれるなどとは考えておりませんでした。
災害とは、「人や物に対して良からぬもののすべて」を言うという、先人の話がありました。
「被災(災)者」が出る事象は、全て「災害」である・・・ということも書かれていました。
私たちは、誤っていなかった。災害という狭義の世界ではなく「市民の危機管理」という形で伝え
なければならないと改めて考えました。このあたりのことも含めた講座にして行ければと思っています。
② 体験型減災・災害対応訓練
これは、災害の前の備え、災害の瞬間のこと、発災した後のことについて、現物を触ってみて学ぶ
形式の講座で、毎年好評な企画です。今年は、従来の会場(市役所ふれあい広場)を出て、市内の
比較的大きな公園などを使って展開する計画です。
③ ぼうさいカフェ
毎年、1月17日の「阪神淡路震災」前後の「防災とボランティア週間」の協賛企画として、市役所
1階市民ロビーを使って、コーヒーやお茶を飲みながら身近な災害について学び、話し、質問すると
いう気楽な「防災イベント」です。今年度で11回を迎えます。ぜひ、奮って参加してください。
1月14日、15日、18日、19日に開催します。
④ ShakeOutキックオフ講演会 2010年10月頃(未定)
⑤ 座間市いっせい防災行動訓練 2021 in』ZAMA が1月23日(土曜日)に開催されます。ZSVNも
訓練終了後、プラス1訓練として「災害時エイド・ステーション訓練」を展開します。
今年度は、この5つのイベントを座間市市長室危機管理課と共に取り組みます。
詳細が、決まりましたらこのページでお知らせします。
今年も、「ぼうさいカフェ」が行われます。第11回目になります。
日時:1月16日(木)、17日(金)
1月20日(月)、21日(土)
時間:午前10時から午後4時まで
(最終日は午後3時30分)
会場:座間市役所 1階 市民ホール
2019年も、日本各地で災害が起きました。災害に縁が少ないと思われていた座間市も、10月12日に襲来した台風19号で相模川上流にある「城山ダム」の貯水量が、大雨によって増水し危険水位に達したことにより「緊急放流」が行われることになりました。
座間市は、この対応行動として相模川流域に住んでいる方に対して指定避難場所への「避難勧告」を発令をしました。
その結果、約1000名を超える市民の方々が、最寄りの避難場所へ避難し「避難所」に収容されました。
座間市にとっては、初めての出来事で緊張が走りましたが、職員の対応は比較的スムーズに行われました。
今後、このような風水害による災害や、首都直下地震などによる災害への対応について経験の中から得られた行動を通じて見えてきた「課題」を整理・検討を行って「地域防災計画」に反映することになるようです。
災害が起きると「いのち」を守るための行動をとります。水害の場合には、とにかく現在の位置より「高い場所」へ「避難」して身の安全を守ることになります。(垂直避難)
地震災害やテロのような災害が起きた場合には、シェイクアウトの安全行動(まず低く、頭、足を守り、動かない)を取った後、近くの安全の安全な場所として指定されている「いっとき集合場所」または「いっとき避難場所」に集合します。(安全水平避難)
また、災害の種類によって避難場所、避難所の開設の基準が異なることが市民の方に理解されていないことが浮かび上がってきました。
さらに、今回の避難行動では、「ペット」の避難についても十分な理解がないままに行動に移り、一部避難所で、押し問答があったような情報もありました。ペットの避難にはルールがあります。
同行避難と同伴(同居)避難の区別が明確に理解されていないようでした。
今回の、「ぼうさいカフェ」ではこの2つの課題についても、皆さんに知ってもらう展示やミニ講座を予定しています。
災害から被害を出さない…すなわち「死なない」「ケガをしない」「火事をださない」が基本です。
そのためには、常日頃からの「減災行動」(災害からの被害を少なくするためにを考え行動に移す)、災害が来てしまった時の「災害対応行動」に大切な準備は、「出す(排泄)」「飲む(飲用水)」「食う(災害食)」そして「情報と灯りの確保(電気の自助)」についても同じく展示・体験ができるようにします。
さらに、「子育て中防災」についても新たに「液体ミルク」などの話をします。
1月17日は都市災害として記憶に残っている「阪神淡路震災」から25周年に当たります。
座間市は「津波」の心配はありません。したがって、9年前の「東日本大震災」からの学びより、むしろ、「阪神淡路震災」から学ぶことが多いはずです。
災害は、「私たちのすぐ隣にいます」。
災害という区分も今までの「自然災害」や「気象災害」などの狭い範囲でとらえるのではなく、もう少し広く、防犯、交通安全、性的犯罪などを含め「被害(被災)者」が出るものは全て「災害である」という危機管理という目で見てゆかなければならないと考えます。
私たちが被災地に入って最初に聞く言葉は「まさか私たちが被災者になるなんて・・・」という言葉です。そして、「ああ・・それ家に帰ればあるのです」という話です。
後悔は何も役に立ちません。
「行動が伴わない知識の防災は、昨日の続きの防災」です。行動してください。
そのためにもここへ来ていただければ、「いのち」が守れる知恵が沢山あります。
淹れたてのコーヒーを飲みながら「災害について」雑談しましょう。
お待ちしています。案内書は下からダウンロードできます。
令和元年(2019年)度、第3回の市民防災啓発協働事業は、万一、私たちが被災者になってしまった時に「どうなってしまうのか?」について復災害復興法学の第一人者の講師の方をお招きして講演会を行います。市民の方々、自治会、座間市社協(地区社協)、関係団体、教育関係者、行政職員、医療従事者、介護事業者などぜひ参加してください。
★日 時:令和元年2月15日(土)
午前10時から正午
受付開始 9時40分
★会 場:座間市消防本部 4階多目的室(小田急線相武台前駅下車徒歩10分)
★講 師:岡本 正氏(弁護士)
★テーマ:《被災後の生活再建のため「知識の備え」で防災を自分ごとに》
★定 員:150名
★申し込み:市内公共施設並びに、このHPから、案内状兼申込書をダウンロードして座間
市危機管理課、または、ざま災害ボランティアネットワークあてにお申し込みく
ださい。
★その他 岡本先生の講演は各地でも好評満員になることが多いです。定員に達し
次第受付を終了させていただきます。当日、直接会場へお越しになられ
ても入場できないこともございます。必ず申し込みをしたうえで来場願
います。
会場には、駐車場がございませんので公共交通機関をご利用ください。
令和元年度 座間市・ざま災害ボランティアネットワークによる市民防災啓発事業が始まります。今年度は、4つのテーマで構成しました。
①「生き残らなければ何も始まらない」をテーマに災害の来る前の平時からの備えの大切さを中心に、何を備えるのか、災害が来てしまったらどのようにして「いのち」を守り、その先、最低3日間生き延びるために必要なことを考えます。主に、ワークショップ方式で参加者同士で災害をイメージして、災害を自分のこととして考えていただきます。
② 「防災知識」を「技に変える」体験型セミナーです。
9月(予定)に市役所広場を使って、災害の時に必要な「生き抜くための技」を学んでいただきます。皆さん、TVなどで「知識」は豊富にお持ちになっています。でも、その知識がいざ「災害」に向き合ったときに「使える」のか?ということを考えてください。
災害は、時を選びません。その時に、その場所にいる人が「わざ」を繰り出して生き抜いてゆくしかないのです。知識を技に変えてください。
③ 1月の「防災とボランティア週間」には、座間市役所1階の市民サロンで「ぼうさいカフェ」を開催します。気軽に、災害について語り合う場を作ります。コーヒーやお茶を飲みながら情報を交換しましょう。
④ 「災害でやられてしまった後のことを考える」ということに焦点を当てて、2月(予定)に専門家の講師をお招きして、私たち一人ひとりの災害の後の「生活再建」について学んでゆきます。生活再建のために絶対的に必要な書類「罹災証明書」というものの持つ力について学びましょう。
このほか、単独の協働事業としては、今年度で第8回を迎える「座間市いっせい防災行動訓練(シェイクアウト+1訓練 2020)に取り組みます。先ずは、危険から身を守ることが何よりも必要です。皆さんもぜひ参加してください。
その他、ざま災害ボランティアネットワーク独自の活動も計画しています。ぜひふるって参加してください。
毎年恒例になりました、座間市協働事業:体験型減災・災害対応訓練がかいさいされます。
この企画には、毎年多くの市民をはじめ保育施設関係者、介護施設関係者、座間市新任職員の方々が参加して、災害が来る前の「備え活動」《減災活動》と災害が起きてしまった後、生き残れた「いのち」をどうやって生きながらえるかの「わざ」《災害対応活動》についての体験ができます。
ここ数年、フェイクニュースといわれても地球の温暖化の影響で、多くの災害が起きています。
また、災害も、単に自然現象が要因とは限らなくなってきています。
つまり、「被害者」がいればそれは、災害ととらえなければなりません。
街中で突然刃物で襲われる事象も「事故」で片づけることではなく、「災害」ととらえてその時その場に遭遇した時に行動できる「わざ」を持って、発揮して助けることが必要なのです。
その他、地域には様々な危険因子がちりばめられています。その中を私たちも、子供も変化に合わせることが出来るから生きていられることを忘れてはなりません。皆さんのお隣には、災害に弱い方々もお住いになられていることも忘れてはならないと思います。
首都直下地震はいつ起きても不思議ではないといわれています。私たちには「地震」を抑える力はありません。しかし、私たちが「備える」ことで被害を最小にすることはできます。
発電機を一つとっても様々な燃料に対応することを考えなければなりません。
ガソリンは、手に入らなくなります。LPGガス対応の発電機ならば座間市内にはLPGの区域が残っています。そのガスを使える工夫を考えておけば強い地域になれます。カセットボンベで動く発電機も出てきています。
水道が止まります。その時あなたは何に困りますか?
その困りごとを解決する手段や方法を持たれていますか。高齢化の進む中で高齢者に対する対応はできていますか? 電気が止まれば「痰の吸引」もできなくなります。そのような、ことを含めてご自分の社会的役割に応じて、自らの意思で体験科目を次々と調整んクリアしてください。
そして、大切なことは、ここで学んだことを自宅や事業所で「具体的な行動に」移してください。
「アーよい体験をした・・・」では、あなたの周囲から危機は取り去られません。行動化して初めてあなたの周辺は「安全」になるのです。
いつ来てもおかしくないといわれています我が国の危険地帯の中に住んでいる方は参加して体験して…学びを「行動化」させて安全を高めてください。
参加費は、無料です。家族そろって参加してください。
おいしい、訓練の最後には、「災害食」を参加者全員で食べ、災害時には何が一番先に考え、備えなければならないのか?を考える機会にしていただければと思います。
申し込みは、書きURLでダウンロードできます。食材の準備もございますので申し込み期限は守ってください。
では、会場でお会いしましょう。
本セミナーは計画通り7月6日(土曜日)にハーモニーホール2階中会議室で開催されました。最近、様々な災害が発生していることもあって、セミナーへの反響は高く、満席となり参加者の方々には窮屈な思いをさせてしまいましたことをお詫びいたします。
引き続き二回、三回目の体験講座、災害の後のことを考えるの講演会にも参加していただきますようお願いいたします。
令和元年、第1回の防災・減災セミナーです。
テーマは、「まさか私が<被災者>になるなんて」ということを皆さんで考えていただくワークショップです。
皆さん方は、災害イコール「地震」「風水害」など気象災害や地変災害をお考えになるようです。
しかし、今や、私たちを取り巻く生活環境は、危険が身近にあります。
5月に登戸で起きた無差別殺人・傷害事件、多発する交通事故、季節外れの高温傾向、箱根の大涌谷の噴煙等々様々な事件、事故、事象が起きています。
しかし、これは全てが「災害」なのです。
私たちの生命を脅かす現象、事象は「災害」という大きな枠でとらえなければなりません。これが、危機管理(リスクマネジメント)という考え方です。
このようなことについて、ワークショップを通じて考えてゆきたいと思います。
日 時:令和元年 7月6日(土曜日) 9時30分から12時(受付開始 9:15)
会 場:ハーモニーホール 2階 中会議室
定 員:40名(先着順)
費 用:無料
携行品:筆記用具
申し込み先:座間市危機管理課 ☎ 046-252-7395 FAX 046-252-7773
または、ざま災害ボランティアネットワーク
メール:zsvn_info@yahoo.co.jp
申し込み書:下記 情報をダウンロードしてください。
2月6日 今日は朝から小雨模様。
うーーん 平成30年度 座間市協働事業「市民防災減災啓発事業」の最終回のイベントが「イオン座間」の「イオンホール」で開催されました。
この寒さと雨模様ということであまりテンションが上がらない中で会場準備に向かいました。
今回の企画テーマは「大規模災害時、パパ・ママは帰って来られない」でした。
かなり広いホールで感じが良い会場でした。
早速手分けをして、台車に荷物を乗せて会場に入りレイアウトを考えて、準備を始めました。
お子様連れの方が来られた時に遊戯スペースを想定してブルーシートの三角テントを立てその周囲を災害が来る前に備えること、災害が起きてしまったときに必要な「わざ」の展示を「出す(排泄)」、「飲む(飲料水)」、「食う(食糧)」、「情報の確保(電気)」のコーナーを展開しました。スクリーンには、この先数年のうちに来るかもしれない「南海巨大トラフ地震」の被害想定を啓発する「内閣府」の作成した動画を流しました。
音響が良いのでボリュームを上げるとかなり迫力が出るのですが、それが目的ではないので音を下げましたがこの映像をきちんと受け止めて欲しいと思いました。
10時開店 に合わせてスタンバイしましたが、店内通路にはほとんどお客様がいないという最悪の状況でした。それでも、ちらほらと店内通路にお客様がお見えになり始めました。
この会場の場所が、通路から少し奥まっていて呼び込みをしないとわからないという状態でしたので、通路で一般のお客様の邪魔にならないように声かけをさせていただきました。予想通り声かけさせて頂いても、ちらっと見て「大丈夫です」という方がほとんどでした。「大丈夫症候群」の方が多いのですね。どうか、災害が起きてしまったときに「まさか私が被災者になるなんて・・」といわないでくださいね思いながら見送りました。
それでも、声かけに応じてポツポツと会場に入るようになり始めました。
来場されたお客様には、スタッフが付き添いながら、説明をさせていただきました。ほとんどのお客様がお子様連れでした。
「まあ、少しは揃えていますが…何をどの程度揃えて備えなければいけないのかわからない」
「食料は避難所へ行けばもらえるのですよね」
「ガスはどうなるのですか」
「水を数本と、少し食べ物があるかな」
「よそのお宅に比べては揃えていると思いますが」などというお話を聞きました。
私のご案内した方には、「いま、自治体では最低限5日分、出来れば一週間分の備蓄を個人でやってください」といっていますよ・・とお話をすると「ウッソー」「マジィー」という声が多かったです。
「避難所へ行けばいいんですよね・・・」という質問をしてきたママさんは、八か月の赤ちゃんと2歳のお子様を連れていました。
「この二人のお子様を連れて避難所へ行くのですか?」と逆に質問すると「うーーん。そういわれると・・・」と心もとない顔をされていました。お話をお聞きすると、最近建てられたマンションにお住いとのこと。それならば、「先ずはお家の中の安全を確保して、出来るだけ避難所にお世話にならない生活を考えられたほうがいいですよ」「避難所はプライバシーがない。その中で二人のお子様の面倒を見てゆくのはお母さまの疲労度が高まるだけで良くないですよ」とお話させていただきました。
具体的には、朝から夕方にかけての時間帯の発災の場合には、「パパは帰って来られないです」よね。ということは、ママ一人で二人を見てゆかなければならない・・情報も、電気をはじめとするインフラがだめになればどうなるかを考えてみてください、とかなりの時間をかけて説明をさせていただきました。熱心な方で実物を使って説明した個所の写真を撮って「南海出来るところからやってゆきます」とお礼を言われて帰ってゆかれました。
来客数が少ないというのは、「ぼうさい相談室」的な気分で過ごすことができました。意外と、災害はまだ「自分の外のこと」という感じの方が多いように思われました。
特に、お子様が小さいママは地域では「点」の存在のように感じました。反対に保育園や幼稚園に通園しているママたちは「線」があるように思いましたが、その線・・すなわち彼女たちのいう「ママ友LINE」は「助けて!同志」の繋がりなのですね。そのあたりの想像力を感じてもらえて、災害に備える、災害を乗り越える講座やワークショップが必要なのかなと感じました。
本日の来客数は30組の親子でした。お土産をたくさん用意したのですが残念です。
でも、この会場を使ってセミナーやワークショップが出来たらと思いました。
「災害に備える」ことを伝える・・・イベントの存在そのものをどのように発信してゆくかというところが今後の課題のようです。総花的な展示ではなく、私たちが別口で取り組んでいるような「マイ発電所プロジェクト」のようにテーマを絞った取り組みのほうが良いのか来期に向けて相談しようと思いました。
写真は、顔を出さないようにとのこともありあまり良いものがありませんでした。
夕方には急速に天候が回復して、帰路の道路では夕日がまぶしかったです。
7日に予定されていた、幼稚園の「親子防災体験教室」は、園内でインフルエンザが流行し始めたので大事を取って今年は中止にすることになりました。もう、7,8年続いている気化ウでしたので残念でしたが休みが出来てほっとした気分でもあります。
メンバーの皆さん、座間市危機管理課の職員の方、ご苦労様でした。
大規模災害に備えていますか?
災害から子供たちの「いのち」を守るのは保護者の責任です。
「まさかこんなんことになるなんて・・」という痛ましいことが、災害の中では起きています。
あなたのお家の安全性は確かですか?、大丈夫ですか?
確かに、忙しい現在、とてもそんなことには気を配る余裕がない。保育園、幼稚園、学童保育施設にお任せするしかないといわれる方の多いことも知っています。
でも、災害はいつ起きるかわからないのです。あなたの手を離れているときかもしれません。一緒に寝ているときかもしれません。パパと楽しくテレビゲームをしているときかもしれません。夕食をパパと食べるのだと帰りを待っているときかもしれません。反対に、ママの帰りを待っているときかもしれません。
大事なことは、子どもたち‥特に幼児期のお子さんは、自分で身を守ることができません。
しかし、パパや、ママに「災害への備えはどうですか?」とお聞きすると「大丈夫です」とお答えになる方が多いのです。
私たち、減災・災害対応活動に取り組んでいるものとして、このような方々を「大丈夫症候群」と呼ばせていただいています。
防災(災害からの被害を最小限にする)はパパやママの持っている「イメージ力」で大きく左右します。
もし、自宅で2人のお子さんと3人でパパの帰りを待っていっる時間帯に「震度6」クラスの地震が来たと仮定してみてください。
あなたは・・・どんな行動をとりますか?
先ず第一に、「パパ(ママ)は帰って来られない」という厳しい現実を思い浮かべますか。逆に、看護師のママが病院勤務で夜勤番を仮定した時間帯だったらどうですか?、ママは帰って来られません。
そのような事態に備える体験や、災害のお話をするイベントを 座間市とざま災害ボランティアネットワークが協働事業としてイベントを開きます。
是非お買い物の途中に除いて体験してみてください。
そして、小さな命を守るために日ごろから何をして置くことが必要なのか?を感じてその思いを「行動に移して」ください。お気軽にお立ち寄りください。
イベントは、2月6日、午前の部(10時30分ごろから12時)、午後の部(13時30分ごろから15時)で行う予定ですが、いつおこしになられても対応させていただきます。ご来場の方には、座間市社会福祉協議会様のご協力を得て防災グッズの粗品を進呈します。(但し、先着100名)
申し訳ございませんが、保育はございません。
詳しくは、下の案内ビラをダウンロードしてください。
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