10月6日。神奈川コミニティーカレッジ「災害ボランティアコー ディネーター養成講座」がスタートしました。
今年は、様々な行事が重なって途中で日程の変更などもあり受講希 望者の数が16名と少なかったですが応募された方の熱意はかなり の熱さを感じました。
開講式並びにオリエンテーションは植山理事長が続いて午前中の 講義は、県の安全防災局の方による「神奈川県の防災計画」「災害 に備える」というテーマで講義がありました。
そして、午後からの導入講座を私が担当させていただきました。
私自身は、コーディネーター養成講座に違和感を持っているのです 。というのは、コーディネーションという作業は様々な分野に広が っています。私がコーディネーターという言葉を知ったのは、臓器 移植コーディネーターでした。難病で臓器移植しか方法がない患者 さんに対して臓器提供者が出た時に、登録リストの中から適当と思 われる待機者と調整をして...「つなげる」仕事を担う大変な役目の方なのだ・・という記憶があ ります。かなり重い作業を担う方なのだと思っていました。
ところが、最近なんだか世の中には「コーディネーター」という言 葉があふれすぎているような気がしてなりません。まあ、Aさんと Bさんとを「つなぎ合わせる」という意味でつかわれているのだと 思いますが。「つなぐ」という意味合いには重要な意味があると思 っています。
「つなぐ」には、その分野でかなりの専門的な知識を持っているこ と。経験を積んでいること。相手の立場を十分に理解できること。 つなぎ合わせた結果にある程度の責任を持てること・・を備えてい なければならないと思っています。
災害(救援)ボランティアコーディネーターという役割には公式な 定義はありません。多くの場合は被災地で「困っている人」と「助 けてあげたいと思っている人」をつなぎ合わせてその目的を達成で きる作業を担う人と理解しています。東日本大震災でもたくさんの ボランティアセンターが開設されて、これらのコーディネーション が行われてきました。
ところが、私たちが活動ボランティアとして現地で作業をすると、 本当に「ニーズ」と「シーズ」がきちんと成立しているのかな?と 思われる体験を数多くしてきました。多くの場合には言葉は悪いの ですが「手配師」的なものをコーディネーションと呼んでいるので はないかと思いたくなるような経験もしました。
その原因は、災害救援という意味を理解していないことにあります 。また、他地域から活動ボランティアとして長期に現地で活動する ことが出来る人を「便利に使うために」コーディネーターという役 目を与えてしまっている例もありました。
それらのことを含めて、反省の心を持って私は、せめて神奈川の 災害ボランティアコーディネーターは、きちんとした役目を果たせ る人を養成したいと考えて計画をしました。
従って、導入部分の今日の講座は、「生き残らなければ何も始ま らない」ということを表題にして講座を作りました。今までの講座 では「コーディネーターとは」とか「ボランティア学入門」のよう な導入編が中心で進んできました。
しかし、何が大切かというと、自身が「生き残らなければ」コーデ ィネーターもあり得ないのです。このことを理解してもらうための プログラムを考えて受講していただきました。はたして、アンケー トがどのようになるのかわかりませんが私の想いが伝えられていれ ばうれしいです。
今日の受講生とは、比較的時間もあったので、参加者の方々は、 それぞれに発災後の3:3:3のストーりーやイメージをお持ちに なって帰られたと思っています。3時間の長丁場のWSにお付き合 いいただきありがとうございました。
19日に茅ヶ崎のキャンプ場で体験講座で再び会うことになります 。知識だけでは災害に対応はできません。実技すなわち災害時に対 応する「技」を身につけなければなりません。そんな思いで取り組 みます。よろしくお願いします。
次回は京都大学の林教授のお話があります。残念ながら小生は、座 間市の職員研修の講座を持ちますので参加できません。19日には 茅ヶ崎で実技でお会いできると思います。
今年は、様々な行事が重なって途中で日程の変更などもあり受講希
開講式並びにオリエンテーションは植山理事長が続いて午前中の
そして、午後からの導入講座を私が担当させていただきました。
私自身は、コーディネーター養成講座に違和感を持っているのです
ところが、最近なんだか世の中には「コーディネーター」という言
「つなぐ」には、その分野でかなりの専門的な知識を持っているこ
災害(救援)ボランティアコーディネーターという役割には公式な
ところが、私たちが活動ボランティアとして現地で作業をすると、
その原因は、災害救援という意味を理解していないことにあります
それらのことを含めて、反省の心を持って私は、せめて神奈川の
従って、導入部分の今日の講座は、「生き残らなければ何も始ま
しかし、何が大切かというと、自身が「生き残らなければ」コーデ
今日の受講生とは、比較的時間もあったので、参加者の方々は、
19日に茅ヶ崎のキャンプ場で体験講座で再び会うことになります
次回は京都大学の林教授のお話があります。残念ながら小生は、座
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