10月8日、10月10日と県立藤沢清流館高校の福祉選択コースの2年生を対象に「災害」をテーマにして授業をしてほしいという依頼を昨年度いただきました。正直、学校としては災害ボランティアネットワーク団体にこのような授業を任せてよいのかという迷いはあったと思います。昨年は、授業を受ける生徒よりもギャラリー(授業参観)の方が多かったと記憶しています。しかし、今年は、無条件でお任せしたいとのこと…たぶん、まずまずの評価をいただけたのではないかと思うのであります。
テーマは、「地震災...害から生き残るために」ということです。ZSVNの地域啓発活動の主力ツールは、体験型減災・災害対応訓練プログラム、ワークショップ 「発災後の3:3:3」、災害をイメージしよう「目黒巻」を使ってマニュアルを作る。地域図上訓練、避難所開設・運営訓練(HUG)、最近はゲームなどにもチャレンジしています。
今年もワークショップ 「発災後の3:3:3」をテーマにしてほしいということでこのワークショップを行いました。授業時間は75分間、高校生にはきついと思いましたがノンストップ授業方式(途中休憩なし) で行いました。
WSで意見交換などをする時間があるのでそれほど苦痛は感じないということは経験済みでしたので・・・。
突然、スクリーンに「緊急地震速報」のテロップと音声を流しました。「地震!」という声で受講生は「なんだ?」ときょとんとしていましたが、次の瞬間防御行動(DROP⇒COVER⇒HOLDON)に移り生徒も、先生も約15秒の内には教室内はシーンと地震が何時来ても良い状況になっていました。
「もとに姿勢に戻って」との合図で座席に戻りました。
私たちは、「生き残らなければ何も始まらない」ということを全県民の合言葉として普及させたいと願っています。
今日、のWSの想定地震は「三浦半島活断層」が動いて「M7」クラスの地震が発生したことを使います。
この藤沢市では緊急地震速報とほぼ同時に本震のP波が届いて…ということになると思います。猶予時間は最大でも5秒というような1桁だと思います。したがって、本当に素早く「DROP」⇒「COVER」⇒「HOLD ON」の行動がとれないと減災行動の目的である「生き残らなければ何も始まらない」ということが達成できないことを理解してもらいました。
このことは、今まで生きてきた人生、そしてこれから迎える未来も失ってしまうことになるということを伝えたいと思うのです。東日本大震災も阪神淡路大震災も中越地震もこのような無念な人生を終わらせてしまった人々がいたことを話しました。
地震から身を守るということを体験したのちに、発災後の3分、3時間の行動をポストイットに書き出して、グループごとに整理して、みんなが整理した塊の行動は「その時、本当に必要な行動なのか?」「それより大事な行動はないのか?」という形で話し合いをしながら合意を図ってゆきました。
普通市民は、3分間という時間を具体的に意識して生活していません。せいぜいカップラーメンを作るときぐらいです。
どうやら3分間ではほとんど何もできないということの理解は進んだのではないかと思います。結局は「自分のことだけ…自助」の時間であることです。
次いで、同じ手法で発災から3分が経ち、さらにそこから3時間の行動について書き出してもらい整理しました。・・・・・以下省略
最後に、「君たちは、有能は指揮者、引率者」のもとで地域の人々を守る役割を担ってもらう貴重な人材になるということを話しました。まして、今日、このようにして一緒に勉強した君たちは、福祉課程の勉強をしている人材でありより積極的に活動する場があるはずです。高齢化の進む日本です。地域力を高めるためにもしっかりと災害のことも考えて日常生活を考えて欲しいということも話、終えました。
授業から受けた私の感想は、昨年の受講生よりも真剣な取り組み意識を感じました。ただ、まだどこかに「災害はTVの中の出来事」という感じを持っている生徒が多いように感じました。さらに、コンビニ依存生活が見えてきました。家庭内の減災対策がほとんどとられていないことも浮かび上がってきました。課題は、どうやら彼らの保護者にあるのですね。この壁を破らないと日本の市民減災力、災害対応力の向上が望めないようです。学校も、保護者に対してのこの種の啓発授業をすることが高等学校の社会人教育貢献につながるのではないかなと考えながら帰ってきました。
テーマは、「地震災...害から生き残るために」ということです。ZSVNの地域啓発活動の主力ツールは、体験型減災・災害対応訓練プログラム、ワークショップ 「発災後の3:3:3」、災害をイメージしよう「目黒巻」を使ってマニュアルを作る。地域図上訓練、避難所開設・運営訓練(HUG)、最近はゲームなどにもチャレンジしています。
今年もワークショップ 「発災後の3:3:3」をテーマにしてほしいということでこのワークショップを行いました。授業時間は75分間、高校生にはきついと思いましたがノンストップ授業方式(途中休憩なし) で行いました。
WSで意見交換などをする時間があるのでそれほど苦痛は感じないということは経験済みでしたので・・・。
突然、スクリーンに「緊急地震速報」のテロップと音声を流しました。「地震!」という声で受講生は「なんだ?」ときょとんとしていましたが、次の瞬間防御行動(DROP⇒COVER⇒HOLDON)に移り生徒も、先生も約15秒の内には教室内はシーンと地震が何時来ても良い状況になっていました。
「もとに姿勢に戻って」との合図で座席に戻りました。
私たちは、「生き残らなければ何も始まらない」ということを全県民の合言葉として普及させたいと願っています。
今日、のWSの想定地震は「三浦半島活断層」が動いて「M7」クラスの地震が発生したことを使います。
この藤沢市では緊急地震速報とほぼ同時に本震のP波が届いて…ということになると思います。猶予時間は最大でも5秒というような1桁だと思います。したがって、本当に素早く「DROP」⇒「COVER」⇒「HOLD ON」の行動がとれないと減災行動の目的である「生き残らなければ何も始まらない」ということが達成できないことを理解してもらいました。
このことは、今まで生きてきた人生、そしてこれから迎える未来も失ってしまうことになるということを伝えたいと思うのです。東日本大震災も阪神淡路大震災も中越地震もこのような無念な人生を終わらせてしまった人々がいたことを話しました。
地震から身を守るということを体験したのちに、発災後の3分、3時間の行動をポストイットに書き出して、グループごとに整理して、みんなが整理した塊の行動は「その時、本当に必要な行動なのか?」「それより大事な行動はないのか?」という形で話し合いをしながら合意を図ってゆきました。
普通市民は、3分間という時間を具体的に意識して生活していません。せいぜいカップラーメンを作るときぐらいです。
どうやら3分間ではほとんど何もできないということの理解は進んだのではないかと思います。結局は「自分のことだけ…自助」の時間であることです。
次いで、同じ手法で発災から3分が経ち、さらにそこから3時間の行動について書き出してもらい整理しました。・・・・・以下省略
最後に、「君たちは、有能は指揮者、引率者」のもとで地域の人々を守る役割を担ってもらう貴重な人材になるということを話しました。まして、今日、このようにして一緒に勉強した君たちは、福祉課程の勉強をしている人材でありより積極的に活動する場があるはずです。高齢化の進む日本です。地域力を高めるためにもしっかりと災害のことも考えて日常生活を考えて欲しいということも話、終えました。
授業から受けた私の感想は、昨年の受講生よりも真剣な取り組み意識を感じました。ただ、まだどこかに「災害はTVの中の出来事」という感じを持っている生徒が多いように感じました。さらに、コンビニ依存生活が見えてきました。家庭内の減災対策がほとんどとられていないことも浮かび上がってきました。課題は、どうやら彼らの保護者にあるのですね。この壁を破らないと日本の市民減災力、災害対応力の向上が望めないようです。学校も、保護者に対してのこの種の啓発授業をすることが高等学校の社会人教育貢献につながるのではないかなと考えながら帰ってきました。
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