11月16日、サニープレイス座間を会場に「第2回マイ発電所プロジェクト」のワークショップを行いました。
この活動の発端は、2011年3月11日の東日本大震災の時のあと原子力発電所の停止によって電力の供給不安が起こりました。その時、この座間市も何回となく「計画停電」という聞き慣れない用語が飛び交い電気のない生活というものを体験しました。また、何時でも手に入るはずだった「ガソリン」が供給不足で給油がままならないことを気づかされました。
発電機さえあれば電気が供給されなくとも何とかなるという安易な考え方が誤りなのではないかと気が付いたのです。
災害対応活動に取り組み、市民への啓発活動に取り組んでいる私たちはこの課題をどのように乗り越えたらよいのかということを考えるに至りました。
そのような時に、お隣の相模原市緑区で活動している「藤野電力」という団体を知りました。出かけて行ってこの団体が行っている太陽光発電(蓄電)システムをテスト導入させていただきました。
本当に実用に耐えうるシステムなのかということを実際に使用してこれは使えるという判断から今年6月に第1回目のワークショップを行いメンバーや関係者が数台のシステムを設置して使ってきました。
その結果、これは何としても一般市民の方にPRをして、増やすべきではないかということから今回第2回目のWSを開催しました。
その結果。今回は新たに11台の購入希望の方から受講の希望をいただき、藤野電力の小田嶋さまにお越しいただきWSを行いました。
基本的なシステムの考え方、大電力を期待されてもそれは無理であり緊急時に、いくつかの灯りと、情報端末の充電、パソコンなどの電力の確保、緊急通信機などの電力の確保、さらには身近な医療機器(たん吸引機など)の電力の確保が出来ることについて説明がありました。
その後、実機を使って組み立てを行いました。小田嶋さんの説明と指導を受けながらZSVNのメンバーがサポートしながら順次、コネクタの組み立て、コードの結線、通電テスト、発電の確認など一つ一つ順を追って取り組みました。人数が多く前回よりも時間がかかってしまいましたが無事に組み立てが終わりました。
この後は、各人がこの機械をどのようにレイアウトして使うかを考えぜひ楽しんでいただきたいと思います。今回は、見学者の方もかなりおいでになりました。熱心にメモや写真を撮っておられました。
次回は27年春に取り組みたいと思います。
災害から身を守るのは結局は「自助」なのです。このことを忘れないで「電気のことを真剣に考えて」ぜひ参加してみてください。
「生き残らなければ何も始まらない」…このキーワードの次にあるものは「生き抜くための準備」だと思います。
お疲れ様でした。
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