座間市立東中学校で防災授業をしました

11月29日 座間市立東中学校の福祉体験授業の中の「災害を考える」というカテゴリーで「災害食」を考えるというテーマで授業の依頼がありました。

コロナが明けて、学校の授業も落ち着いてきて、しばらく中断していた総合の学習に時間が戻って来たようです。学校から、「災害食」について授業をお願いしたいとのオファーが来ました。

 

学校では「アルファー米」でと考えていたようですが、災害の時にアルファー米は手に入りませんよ話しましたところ「どうしたらよいでしょうか?」ということで非常用炊出し袋を使った炊飯体験を提案したところぜひお願いしたいということで体験学習をしました。

2コマのですので90分です。炊出し袋の時間は90分ぎりぎりですので、試食時間が取れないので学校と相談して、3校時が終わって給食時間前にお米を袋に入れて、そのあと給食を食べて、昼休みという綱渡り的なプログラムを作っていただき無事に体験できました。

災害時には水は貴重なもの、安易に食物は入手できないこと。お家には米があるのでこの米を炊出し袋に入れてボイルすれば、おいしいご飯が出来ること、手を洗う水も不足する中で、どうやったら「おにぎり」を作ることが出来るのかなどを体験しました。

 

炊飯している時間を使って、災害時のトイレをどうするか、電気が消えてしまった中で後片付けをするにはどうしたらよいのかについても体験しました。

電気が切れると水が止まります。すると多くの水洗トイレは使えなくなります。その時どうやって家のトイレ、学校のトイレを使うかについてその方法を体験してもらいました。

また、電気が切れてしまった中で、家の中の後片付けをする時、懐中電灯で出来るのかな? 片手で懐中電灯を持ちながらどうなるのか体験をしてもらいました。ダメでした。そこであらかじめ各人に配布してあったキャップライトを使えば両手が使えるので楽にできることを体験してもらいました。

 

備えは大げさでなくても良いのです。ちょっと工夫すれば大丈夫。

 

最後に、炊きあがったご飯をビニールの袋にあけて「ふりかけ」をかけてビニールの袋越しに「おにぎり」を作りました。皆さん「おいしい」「本当に炊けている」「これって便利」など驚いていました。

座間市役所の売店で販売していますという宣伝をさせていただきました。

 

最後に、1枚の炊出し袋と、使い方のリーフレットを渡して家に帰って家族に教えてあげてくださいということで終わりにしました。

とても真剣に学んでくれました。