令和7年度の座間市とざま災害ボランティアネットワークとの協働事業の一環として取り組んでおります、「市民防災研修会事業③」を行いました。
今回のテーマは、「避難行動要支援者セミナー」~きづく・つながる要配慮者の目線の災害を考える~としました。
ここ数年、様々な形で取り組んできました。どうしても「土日」の開催になってきました。しかし、災害時に支援をする人々は土日に出勤してまでこのような研修を受けるという環境を作り出すことは困難だいう意見が、福祉関連協議会などからの声が出てきました。
BCP管理の上、必要なことは理解している。 昨今の介護、支援事業所のスタッフの採用難な状況の中で、このような研修への参加の現実は困難だという意見を取り入れ、今年は、各事業所などに負担がかからない範囲でプログラムを作ることにしました。
結果、セミナーの時間を1回90分に設定して午前1回(9:30から12:00)、午後1回(15:00から16:30)に分けて各事業所のスタッフが勤務シフトの中で、比較的’やりくり’ができる時間帯で構成しました。おかげさまで、当事者の方を含めて77名の受講者の方が参加してくださいました。
セミナー(座学)の内容を圧縮して簡単にお話して展示訓練を充実しようと考えていました。しかし、連続発災している令和7年熊本地震や大分県佐賀関の火災などの話に触れざるを得なくなり予定時間を超過してしまい、提示訓練担当のスタッフの方々へ迷惑をかけた上に受講された方々にも十分な展示説明ができませんでしたことお詫びします。
受講された方々は、普段は何かあれば行政が優先的に対応してくれると思っているのだと思います。しかし、能登の地震災害の現状から見えてきたのは、基礎自治体の危機管理力の弱さです。これは、基礎自治体の責任ではなく国、県の危機管理の方向性に一貫した信念が感じられないのだと思います。
今回、私がお話させていただきました内容は、何が何でも「お家避難」を実現することにすべてをかけていただきたいのです。
また、福祉関係の事業所は法律的にもBCPの作成義務が進めら得ていますが、災害初動期の動きを想定せずに、安易にCMなどで○○士推奨防災グッズなどを購入し「これを持って避難所へ駈け込めばなんとなる」程度の感覚のように感じました。怖いです。
障害をお持ちの利用者さんを送迎している最中に発災した時のことをイメージしてください。オムツは積んでいますか?水を積んでいますか?気分転換させるための「おやつ」などを積んでいるでしょうか?
一次避難所も簡単に開設できないことは私たちは申し上げてきました。市内の特定地域では訓練を重ねておられますが、「避難所運営委員会を設置」の提言者である私どもへの指導要請はありません。避難所というもののもろさは、コロナの時の熊本県球磨地域の孤立の状況でも見えてきました。
私たちが今日お話をさせていただきました事柄は、常に申し上げている、発災初動期・・・その瞬間は、障害をお持ちの方も、ご病気で寝ていられる方も、私たち健常者も全て「同じ」状況下にあるということです。座間市のように内陸の市町では、津波の被害はありません。地震の瞬間に「避難指示」などは出ません。ある程度、被害の状況が見えてきて、急傾斜地、土砂災害想定区域に対して、高齢者等避難準備、さらに進んで「避難指示」が発令されることはあります。
「私が一番最初に助けてもらえる」と思っている人がいるようです。
座間市で大規模災害が起きた時には、当然ながら隣接する「大和、海老名、綾瀬」そして川を挟んだ厚木、愛川、清川などの市町村も被害が起きると考えなければなりません。日ごろから、仕事の上で連携しながら訓練させている市町も自分の市町のことで手一杯になるわけです。となれば、座間市が要配慮者の方々を保護、支援しなければならないのですが、忘れてはならないのは行政職員だって「被災者」になってしまうことを考えなければなりませんね。
だからこそ、「お家避難」なのです。「入れ物を頑丈に、中味を固定する」ということが何よりも「いのち」を守る行動の第一歩なのです。そして、なんとしても自宅の中で少なくとも72時間(3日間)は自分の力で生き抜ける備えが欠かせないのです。
話の中で、先日発災した大分県の佐賀関における「隣助」支援体制というか実践行動力の素晴らしかったこともお話させていただきました。
残念ですが、行政も被災者になる中で「災害時避難行動要支援者」の方々が動けるのかということを真剣に考えなければならいことをお伝えしました。避難所の在り方、能登地震で突然できてしまった「1.5次避難所」なるものが誰が、どのように運営されて福祉避難所へつなげたのか…座間市でそのような施設も十分ではないことを正直に見える化させていただきました。
確かに、私の話を聴かれて「戸惑い」「驚き」「不安」な表情をされていた方もおられました。
私たちはどうなっちゃうの…ということですよね。
それは健常者だって同じことなのです。
報道でも、各地で帰宅困難者への対応訓練、避難所開設訓練が行われていますが度の訓練も「シナリオ型」の訓練です。シナリオに従って粛々と行われます。でも、そのような訓練でこれだけの要配慮者を救えるのか?
二次避難所へ受け入れることができるのか?もっとリアルな訓練を見せてほしいと思います。
行き着くことは、お家避難という考え方を根っこにおいて「備え」「つながり」「生き延びて」支援者の方にお願いするということで乗り切ることの大切なことをお話をしました。
引き続き、「6つの備え」の中で大切な3つの項目について展示訓練を行いました。
「出すこと(トイレ)」、食べること(非常用炊き出し)、電気のこと(灯り・情報確保)について可能な限りの現物を使って、説明をさせていただきました。皆さん、真剣な顔で取り組んでいました。
一部、時間が足りなくなってしまい体験できない方が出てしまったことをお詫びします。
また、来期は、別の形で、ZSVNの自主的なワークショップで皆さんに実際に体験していただく企画を考えることにいたしました。




























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